セキュリティ

SECURITY

公開：2025-05-15

ZTE GoldenDBのSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-46577が公開、バージョン6.1.03～6.1.03.10、7.2.01.01が影響

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ZTE GoldenDBデータベース製品のSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-46577が公開された
• バージョン6.1.03～6.1.03.10、7.2.01.01が影響を受ける
• 攻撃者はデータベース情報を抽出するコマンドを注入できる

ZTE GoldenDBデータベース製品の脆弱性情報公開

ZTE Corporationは2025年4月27日、GoldenDBデータベース製品におけるSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-46577に関する情報を公開した。この脆弱性により、攻撃者はデータベースにコマンドを注入し、情報を抽出できる可能性があるのだ。

この脆弱性は、SQLコマンド内で特殊要素を適切に無効化しないこと（CWE-89）に起因する。CVSSスコアは6.5で、深刻度はMEDIUMと評価されている。影響を受けるバージョンは6.1.03から6.1.03.10、および7.2.01.01である。

ZTE Corporationは、この脆弱性に関する情報を公開し、ユーザーへの対応を呼びかけている。具体的な修正方法や回避策については、ZTEのサポートサイトを参照する必要があるだろう。

影響を受けるGoldenDBバージョンと対応情報

ZTEサポートサイト

SQLインジェクション脆弱性について

SQLインジェクションとは、悪意のあるSQL文をアプリケーションに挿入することで、データベースを不正に操作する攻撃手法である。攻撃者は、データベースのデータを読み取ったり、変更したり、削除したりすることができる。

• データ漏洩
• データ改ざん
• サービス停止

この脆弱性を防ぐためには、入力値の検証やパラメータ化クエリなどの対策が重要となる。適切なセキュリティ対策を講じることで、SQLインジェクション攻撃のリスクを軽減できるのだ。

CVE-2025-46577に関する考察

ZTE GoldenDBにおけるSQLインジェクション脆弱性の発見は、データベースセキュリティの重要性を改めて示している。迅速な対応と、ユーザーへの情報提供が不可欠だ。この脆弱性への対応が遅れると、データ漏洩やシステム障害といった深刻な事態につながる可能性がある。

今後、同様の脆弱性が他のデータベース製品でも発見される可能性がある。そのため、定期的なセキュリティアップデートの実施や、脆弱性診断ツールの活用が重要となるだろう。開発者側も、安全なコーディング規約を遵守し、SQLインジェクション対策を徹底する必要がある。

さらに、ユーザー教育も重要だ。ユーザーが安全なパスワードを設定し、不審なメールやリンクをクリックしないように注意喚起を行うことで、攻撃の成功確率を下げることができる。継続的なセキュリティ対策の強化が求められる。

参考サイト

1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-46577」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-46577, (参照 25-05-15).
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