セキュリティ

SECURITY

公開：2025-05-15

ハンモック、AssetView Cloud＋新バージョンリリース 情報漏洩対策機能強化でセキュリティ向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ハンモックがAssetView Cloud＋の新バージョンをリリースした
• 重要情報の棚卸対象にファイルサーバーを追加、Webコンソールのアクセス制限を強化した
• 内部不正による情報漏洩リスクの低減を実現する

AssetView Cloud＋新バージョンリリース

株式会社ハンモックは2025年5月12日、統合型IT運用管理「AssetView」シリーズの新ブランド「AssetView Cloud＋」の新バージョンを提供開始した。この新バージョンでは、重要情報の棚卸対象とWebコンソールのアクセス制限機能が強化されているのだ。

重要情報の棚卸対象には、従来のクライアントPCに加え、ファイルサーバーも追加された。ファイルの中身を解析し、重要情報の所在と量を可視化することで、ファイルサーバー内での適切な情報管理を実現する。これにより、内部不正による情報漏洩リスクの低減に大きく貢献するだろう。

また、Webコンソールへのアクセス制限機能も強化され、許可されたグローバルIPアドレスからのアクセスのみを許可するホワイトリスト機能が追加された。不正アクセスを防止し、より安全な環境を提供するのだ。

AssetView Cloud＋新バージョン強化ポイント

AssetView Cloud＋詳細

情報漏洩対策における重要事項

内部不正による情報漏洩は、企業にとって深刻な脅威である。人材の流動性が高まる現代において、退職者による重要情報の持ち出しリスクは増加傾向にある。

• アクセス権限の適切な設定
• 重要情報の適切な保管場所の確保
• 定期的なセキュリティ監査の実施

これらの対策を講じることで、情報漏洩リスクを最小限に抑えることが可能となるのだ。

AssetView Cloud＋新バージョンに関する考察

AssetView Cloud＋の新バージョンは、内部不正対策の強化に大きく貢献するだろう。ファイルサーバーの棚卸機能追加は、多くの企業が依然としてオンプレミス環境を利用している現状を踏まえた、非常に実用的な改善点だ。しかし、全ての重要情報がAssetView Cloud＋で管理されるわけではないため、情報漏洩リスクを完全に排除できるわけではない。

今後、クラウド環境における情報漏洩対策の重要性はますます高まるだろう。AssetView Cloud＋は、その対策に貢献するツールとして、更なる機能強化が期待される。例えば、AIを活用した不正アクセス検知機能や、多要素認証の強化などが考えられる。これらの機能強化によって、より安全で信頼性の高いシステムを提供できるようになるだろう。

また、ユーザーインターフェースの改善や、多様なプラットフォームへの対応なども重要となる。使いやすさと利便性を向上させることで、より多くの企業に導入され、情報漏洩対策の普及に貢献できるだろう。継続的なアップデートと機能追加によって、AssetView Cloud＋は企業の情報セキュリティ対策において、重要な役割を果たし続けるだろう。

参考サイト

1. ^ 株式会社ハンモック. 「統合型IT運用管理 「AssetView」シリーズの新ブランド 「AssetView Cloud＋」、新バージョンをリリース｜ハンモック」. https://www.hammock.jp/release/250512.html, (参照 25-05-15).
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