SalesforceがAgentforceの新価格設定を発表、AI活用を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

Salesforceは2025年5月19日、AIを活用したデジタル労働力Agentforceの新しい柔軟な価格設定を発表した。この発表は、AI導入の急速な拡大と、コスト管理の課題に対応するために行われたのだ。

新しい価格モデルには、アクション数に応じて料金を支払う従量課金型の「Flex Credits」と、ユーザーライセンスとFlex Creditsを相互に変換できる「Flex Agreement」が含まれる。これにより、企業はAI投資を柔軟に管理し、ビジネス成果に合わせたコスト調整が可能になる。

さらに、従業員向けAIエージェントの使用量が無制限となる新しいAgentforceユーザーライセンスとアドオンも発表された。SalesforceとSlackへのシームレスな統合により、あらゆる部門でデジタル労働力を活用できるようになっているのだ。

モデル	詳細
Flex Credits	1アクションあたり20クレジット（12円）、100,000クレジットで60,000円。Enterprise Edition以上はSalesforce Foundationsにより100,000クレジットを無料で利用可能
Flex Agreement	ユーザーライセンスとFlex Creditsの相互変換が可能。ビジネスの優先事項に応じて投資を柔軟にシフトできる
Agentforceユーザーライセンスおよびアドオン	従業員向けAIエージェントの使用量が無制限。月額料金制で提供予定（2025年夏）

Flex Creditsは、Agentforceが実行したアクション数に基づいて課金される従量課金型の価格モデルだ。顧客レコードの更新やワークフローの自動化など、様々なアクションに対して料金が発生する。

1アクションあたり20クレジット（12円）と低コストで、企業はAI導入による効果を測定しやすくなるだろう。

Agentforceの新しい価格設定は、AI導入におけるコスト管理の課題を解決する画期的な試みだと言える。従量課金制とライセンスの柔軟な変換により、企業は予算に合わせてAI活用を拡大できる。しかし、複雑なワークフローや大量のアクションが必要な場合、コストが予想以上に高くなる可能性もあるだろう。

そのため、Salesforceは利用状況の可視化ツールや、コスト予測機能の強化が求められる。また、中小企業向けのより低価格なプランや、特定機能に特化したプランなども検討すべきだ。そうすることで、より多くの企業がAgentforceを活用できるようになるだろう。

今後、Salesforceは顧客からのフィードバックを収集し、価格設定モデルを継続的に改善していく必要がある。さらに、AI技術の進化に合わせて、より高度な機能やサービスを提供し続けることが期待される。Agentforceの更なる発展に期待したい。

^ Salesforce. 「Salesforce、デジタル労働力の変革を加速する新しい柔軟なAgentforceの価格設定を発表 - Salesforce」. https://www.salesforce.com/jp/news/press-releases/2025/05/19/agentforce-flexible-pricing-news/, (参照 25-05-22).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「AI」に関するコラム