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公開：2025-05-22

エルピクセル、クレアボの心臓CT画像解析ソフトウェアCoronaryDoc販売開始、EIRL AI パートナープログラムで医療機関へ提供

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• エルピクセルがクレアボの心臓CT画像解析ソフトウェア「CoronaryDoc」を販売
• EIRL AI パートナープログラムを通じた販売提携
• 心疾患診断支援の包括的なソリューション提供へ

エルピクセルとクレアボ、心臓CT画像解析ソフトウェア販売提携を発表

エルピクセル株式会社は2025年5月20日、クレアボ・テクノロジーズ株式会社が提供する心臓CT画像解析ソフトウェア「CoronaryDoc」の販売を開始すると発表した。これは、エルピクセルが展開する画像診断支援AI「EIRL」シリーズとの連携によるもので、心疾患を対象とした包括的な診断支援を目指すものだ。

両社は2024年6月に販売提携契約を締結しており、既にクレアボの販売ネットワークを活用してEIRLシリーズの拡販を進めている。今回の「CoronaryDoc」の販売開始により、EIRLシリーズの対象領域が拡大し、より多くの医療機関への導入が期待されるだろう。

「CoronaryDoc」は、CT装置の撮像データを約3分以内で解析し、診断に必要な画像や構造化レポートを作成するソフトウェアだ。高齢化に伴い増加する心疾患患者への対応において、ワークフローの改善とデータ解析ツールとして活用されることが期待されている。

エルピクセルは、パートナー企業との連携による社会実装の加速化を目指しており、今回の提携はその一環である。医療AIによる健康な未来の実現に向け、今後も積極的に取り組んでいく姿勢を示している。

販売提携概要

エルピクセル株式会社

CoronaryDocについて

CoronaryDocは、心臓CT画像を迅速かつ正確に解析するソフトウェアだ。AIアルゴリズムを用いて冠動脈領域を描出、狭窄が疑われる部位やプラークを識別し、構造化レポートを作成する。

• 約3分での画像処理
• 冠動脈領域の描出と狭窄部位の特定
• 構造化レポートの作成

医師の診断支援ツールとして、ワークフローの効率化に貢献するだろう。

心臓CT画像解析ソフトウェア販売提携に関する考察

エルピクセルとクレアボの提携は、医療AI分野におけるオープンイノベーションの好例である。両社の強みを活かした連携により、心疾患診断の精度向上と医療現場の効率化に大きく貢献するだろう。しかし、AIによる診断結果の解釈には医師の判断が不可欠であり、その点に関する教育やサポート体制の整備が重要となる。

今後、AIによる画像解析技術の更なる発展に伴い、より精度の高い診断や新たな機能が追加される可能性がある。例えば、異なるモダリティの画像データとの統合解析や、リスク予測機能の搭載などが考えられる。これらの機能拡張によって、より包括的な心疾患診断支援システムが構築されるだろう。

医療現場におけるAIの活用は、医師の負担軽減と診断精度の向上という大きなメリットをもたらす一方、データセキュリティやプライバシー保護といった課題も存在する。これらの課題への適切な対応が、AI技術の更なる普及と社会実装を促進する上で不可欠だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「エルピクセル、クレアボ・テクノロジーズが提供する心臓CT画像解析ソフトウェアを「EIRL AI Partner Program」で販売 | エルピクセル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000082.000010005.html, (参照 25-05-22).
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