セキュリティ

SECURITY

公開：2025-05-23

D-Link DI-7003GV2の脆弱性CVE-2025-4901情報公開、ローカルネットワークからの情報漏洩リスク

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• D-Link DI-7003GV2の脆弱性CVE-2025-4901が公開された
• HTTP Endpointのstate_view.dataファイルのsub_41E304関数に情報漏洩の脆弱性
• ローカルネットワーク内からの攻撃のみ可能で、既に公開されている

D-Link DI-7003GV2の脆弱性情報公開

VulDBは2025年5月18日、D-Link DI-7003GV2ルーターの脆弱性CVE-2025-4901に関する情報を公開した。この脆弱性は、HTTP Endpointコンポーネントのstate_view.dataファイル内のsub_41E304関数に存在する情報漏洩の問題である。

攻撃者はローカルネットワーク内からこの脆弱性を悪用することで、機密情報にアクセスできる可能性がある。この脆弱性は既に公開されており、悪用される可能性も高いとVulDBは指摘しているのだ。

D-Link DI-7003GV2バージョン24.04.18D1 R(68125)が影響を受けることが確認されている。ユーザーは、D-Linkからの公式なパッチやアップデートを適用することで、この脆弱性への対策を行う必要がある。

VulDBは、この脆弱性に関する詳細な情報を公開している。ユーザーは、VulDBのウェブサイトを参照して、最新の情報を確認する必要がある。

脆弱性詳細

VulDB

情報漏洩脆弱性について

情報漏洩脆弱性とは、システムやアプリケーションのセキュリティ上の欠陥により、本来アクセスできないはずの情報が外部に漏洩してしまう脆弱性のことを指す。これは、機密データの盗難や不正利用につながる深刻な問題だ。

• 不正アクセスによるデータ漏洩
• 設定ミスによる情報公開
• 脆弱性攻撃によるデータ流出

情報漏洩を防ぐためには、適切なアクセス制御、定期的なセキュリティアップデート、そして従業員のセキュリティ意識向上などが重要である。

CVE-2025-4901に関する考察

D-Link DI-7003GV2におけるCVE-2025-4901の情報漏洩脆弱性は、ローカルネットワーク内からの攻撃に限定されるものの、既に公開されているため、悪用されるリスクが高い点が懸念される。迅速なパッチ適用が不可欠だ。

今後、同様の脆弱性が他のD-Link製品や他社製品でも発見される可能性がある。そのため、定期的なセキュリティ監査と脆弱性診断の実施が重要となるだろう。また、開発段階でのセキュリティ対策の強化も必要不可欠だ。

D-Linkは、この脆弱性に対する迅速な対応と、将来的なセキュリティ強化のための対策を講じるべきである。ユーザーへの情報提供と、安全な製品提供への継続的な努力が求められる。

参考サイト

1. ^ CVE. 「CVE Record: CVE-2025-4901」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-4901, (参照 25-05-23).
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