Visual Studio 2022バージョン17.14、Address SanitizerアップデートでC++ツールチェーンのセキュリティ強化
スポンサーリンク
Visual Studio 2022 バージョン 17.14におけるAddress Sanitizerのアップデート
Microsoftは2025年5月27日、Visual Studio 2022 バージョン 17.14におけるAddress Sanitizer (ASan) のアップデートを公開した。このアップデートでは、__asan_default_options を通じて設定可能なASanフラグの数を増加させるなど、いくつかの品質改善が実施されている。これにより、実行中に環境変数にアクセスできないアプリケーションでもASanを使用できるようになったのだ。
さらに、Xbox開発者向けには、ASanの依存関係がXbox OSと互換性があることを保証する自動テストが導入された。これは、LLVMからの変更を毎週統合しているため、Xboxと互換性のない変更を積極的に防ぐ必要があるため重要である。また、x64でのエラー報告中に表示されるコールスタックが破損する回帰も修正されている。
今回のリリースには、LLVMリポジトリのASanオープンソースコミュニティから提供された多くの改善も含まれている。MSVCのツールチェーンをメモリ安全性のエラーから保護するため、MSVCツールセットとライブラリに対するすべてのPRは、ASanインストルメンテーションテストに合格する必要がある。このテストでは、コンパイラ自体がASanでインストルメント化され、コンパイラテストスイートの実行中にメモリ安全性の違反を検出するのだ。
参考サイト
- ^ Microsoft Dev Blogs. 「Address Sanitizer Updates for Visual Studio 2022 Version 17.14 - C++ Team Blog」. https://devblogs.microsoft.com/cppblog/address-sanitizer-updates-for-visual-studio-2022-17-14/, (参照 25-05-29). 656
- Microsoft. https://www.microsoft.com/ja-jp
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
スポンサーリンク
- AcompanyがデータとAI活用の未来を考えるカンファレンス「Data & AI Conference『Trust2025』」を開催
- AndTechがSBOMセミナー開催予定、法規制対応や脆弱性対策を支援
- Back Market、タブレット向けプレミアムグレードオプション拡大発表、iPadシリーズ対象
- Campcodes Sales and Inventory System 1.0のSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4714が公開
- Campcodes Sales and Inventory Systemバージョン1.0のSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4712が公開
- Campcodes Sales and Inventory System 1.0のSQLインジェクション脆弱性CVE-2025-4734が公開
- Google Chrome 137安定版リリース、11個のセキュリティ修正を含む
- Cloudera、オンプレミス向けAI搭載データ可視化ソリューション「Cloudera Data Visualization」最新版を発表
- D-Link DI-7003GV2の脆弱性CVE-2025-4904公開、情報漏洩のリスク
- FRTがASMサービスOrion Risk Radar.提供開始、サイバーセキュリティ対策強化に貢献
セキュリティに関する人気タグ
セキュリティに関するカテゴリ
スポンサーリンク