セキュリティ

SECURITY

公開：2024-08-31

福岡ひびき信用金庫がAssuredを導入、クラウドサービスのセキュリティ評価を効率化し安全な利用を促進

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 福岡ひびき信用金庫がAssuredを導入
• クラウドサービスの安全利用を促進
• セキュリティ評価の効率化を実現

福岡ひびき信用金庫がAssuredを導入し、クラウドサービスのセキュリティ評価を強化

株式会社アシュアードは、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」が福岡ひびき信用金庫に導入されたことを2024年8月29日に発表した。福岡ひびき信用金庫は創立100周年を迎えた九州最大級の信用金庫であり、業務のデジタル化を積極的に推進してきた。庫内で利用が拡大するクラウドサービスの安心・安全な利用促進のため、Assuredの導入を決定したのだ。^[1]

福岡ひびき信用金庫のシステム部長である吉田篤史氏によると、同庫では以前からセキュリティ対策に取り組んでいたが、クラウドサービスの利用増加に伴い、より効率的な評価方法が求められていた。Assuredの導入により、最新のセキュリティ情報を常に把握し、専門家による評価結果をスコア化して判断できるようになったことが大きな魅力となっている。

Assuredの特徴として、独自のチェックシートによる調査や、セキュリティトレンドに応じた定期的な見直しが挙げられる。また、クラウドサービス事業者側で回答内容の更新があった場合に通知を受け取れる機能も備えている。これにより、福岡ひびき信用金庫は効率的かつ確実なリスク評価を少ない人数で行うことが可能になり、クラウドサービスの導入から運用までのプロセスを大幅に改善できると期待されている。

Assuredの主な特徴まとめ

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セキュリティ評価プラットフォームについて

セキュリティ評価プラットフォームとは、クラウドサービスやアプリケーションのセキュリティ状況を効率的に評価するためのツールのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 複数のセキュリティ基準やガイドラインに基づいた評価
• 自動化されたセキュリティチェックと分析機能
• リアルタイムでの脆弱性検出と報告機能

Assuredは、SaaSやASPなどのクラウドサービスの安全性を可視化するプラットフォームとして機能する。専門知識を有するセキュリティ評価チームが、主要なガイドラインやフレームワークに基づいてクラウドサービスのセキュリティ対策状況を調査し、その評価結果をデータベースに集約することで、効率的かつ高精度なセキュリティ評価を実現している。

Assuredの導入に関する考察

Assuredの導入により、福岡ひびき信用金庫はクラウドサービスのセキュリティ評価プロセスを大幅に効率化できる点が高く評価される。特に、専門知識を持つ第三者による評価結果をスコア化して提供する機能は、セキュリティの専門人材が不足している組織にとって非常に有用だ。一方で、評価基準の適切性や、スコアに依存しすぎることによる判断の画一化などのリスクにも注意を払う必要があるだろう。

この課題に対する解決策として、Assured導入後も定期的に人間による詳細な評価を併用することや、業界特有のリスクに対応したカスタマイズ機能の追加が考えられる。また、AIを活用した異常検知機能や、他の組織とのベンチマーキング機能など、より高度な分析ツールの統合も期待されるところだ。セキュリティ評価の自動化と人間の専門知識を融合させた、より包括的なリスク管理システムへの進化が望まれる。

今後、Assuredが金融業界に留まらず、様々な業種でのクラウドサービス導入時のセキュリティ評価標準ツールとして普及することが期待される。特に、中小企業におけるDX推進の加速や、セキュリティ人材不足の解消に貢献する可能性は大きい。Assuredの継続的な機能強化と、ユーザーフィードバックを活かした改善サイクルの確立が、安全なクラウド活用と社会全体のDX推進の鍵となるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「福岡ひびき信用金庫が、セキュリティ評価プラットフォーム「Assured」を導入 | Visionalのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000655.000034075.html, (参照 24-08-31).

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