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公開：2024-09-11

コンカーとリベルタスが新サービス「LAICCI」を連携、関西圏の旅費精算業務効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• コンカーがリベルタス提供の新サービス「LAICCI」と連携
• PiTaPaとSAP Concurのデータ連携が可能に
• 関西圏の旅費精算業務の効率化に貢献

コンカーとリベルタスの新サービス「LAICCI」連携で旅費精算効率化

株式会社コンカーは、株式会社リベルタス・アドバイザリーが提供する新サービス「LAICCI」との連携開始を2024年9月9日に発表した。この連携により、関西圏の私鉄、地下鉄、バスで使用されるIC決済サービス「PiTaPa」の利用明細データをSAP Concurに取り込むことが可能になった。これにより、正確かつ迅速な交通費精算が実現し、旅費精算業務の効率化に大きく貢献するだろう。^[1]

「LAICCI」の主な特徴として、簡単な操作性が挙げられる。「PiTaPa」の利用明細をダウンロードし「LAICCI」にアップロードするだけで、SAP Concurへのデータ連携が自動的に行われる。また、「PiTaPa」の詳細な利用データを確実に取り込むことで、正確な精算が可能になり、手作業によるデータ入力の手間を大幅に削減することができる。

この新サービスの導入にあたっては、利用中のSAP Concur設定状況と業務運用の確認が必要となる。「LAICCI」はWebアプリケーションであるため、インターネット環境があればいつでも設定が可能だが、利用時間帯には制約がある点に注意が必要だ。コンカーは今後もサービスの拡充を通じて、日本企業の競争力強化に貢献していく姿勢を示している。

新サービス「LAICCI」の特徴まとめ

PiTaPaについて

PiTaPaとは、スルッとKANSAI協議会が提供するポストペイ型のIC決済サービスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 関西圏の私鉄、地下鉄、バスで利用可能
• 事前チャージ不要のポストペイ型決済
• 2004年8月1日からサービス開始

PiTaPaは2024年8月でサービス開始から20周年を迎えており、関西圏の公共交通機関における主要な決済手段として定着している。新サービス「LAICCI」との連携により、PiTaPaの利用データをSAP Concurに直接取り込むことが可能になり、企業の経費精算プロセスの効率化に大きく貢献することが期待されている。

「LAICCI」と「PiTaPa」連携に関する考察

コンカーとリベルタスによる「LAICCI」の提供は、企業の経費精算プロセスに革新をもたらす可能性が高い。特に関西圏の企業にとっては、PiTaPaの利用データを直接SAP Concurに取り込めるようになることで、経費精算の正確性と効率性が大幅に向上するだろう。ただし、導入にあたっては各企業のSAP Concur設定状況や業務フローとの整合性を慎重に確認する必要がある。

今後の課題として、他の交通系ICカードとの連携拡大が挙げられる。現状ではPiTaPaに限定されているが、SuicaやICOCAなど他の主要な交通系ICカードにも対応することで、全国規模での経費精算の効率化が実現できるだろう。また、セキュリティ面での配慮も重要となる。個人の移動履歴を含む敏感なデータを扱うため、データの暗号化や不正アクセス対策などを徹底する必要がある。

将来的には、AIやマシンラーニングを活用した経費分析機能の追加も期待したい。例えば、過去の経費データから不正や異常を自動検出したり、経費削減のための最適な交通経路を提案したりする機能があれば、企業の経費管理がさらに高度化するだろう。コンカーには、今回の「LAICCI」連携を足がかりに、より包括的な経費管理ソリューションの開発を期待したい。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「コンカー、リベルタス提供の新サービス「LAICCI」との連携を発表 | 株式会社コンカーのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000179.000048283.html, (参照 24-09-11).
2. SAP. https://www.sap.com/japan/index.html

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