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松竹のSHUTLが1周年記念展示「SYSTEM」を開催、SPEKTRAとSawa Angstromが参加しテクノロジーと芸術の融合を探求

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

松竹のSHUTLが1周年記念展示「SYSTEM」を開催、SPEKTRAとSawa Angstromが参加しテクノロジーと芸術の融合を探求

PR TIMES より


記事の要約

  • SHUTLが1周年記念展示「SYSTEM」を開催
  • SPEKTRAとSawa Angstromが参加するインスタレーション
  • 関係者レセプションも10月11日に実施

SHUTL 1周年記念展示「SYSTEM」の開催概要

松竹株式会社が運営するスペース「SHUTL」は、オープン1周年を記念して2024年10月10日から14日まで展示「SYSTEM」を開催する。この展示では、京都を拠点に活動するSPEKTRAによる空間インスタレーションが展開され、AIによって生成された映像やキネティックなレーザー、サウンドを使用した作品が披露される。[1]

SHUTLは黒川紀章設計の中銀カプセルタワービルのカプセル2基を常設しているスペースであり、1970年代初頭のメタボリズム運動を代表する建築物の一部を活用している。本展示では、SPEKTRAの作品を通じて、カプセルが持つ社会的態度に呼応するシステムの可能性を探求する。

また、10月11日には関係者向けのレセプションパーティも開催される。このイベントでは、SHUTLのこれまでの活動を振り返るとともに、今後のビジョンを展望する記念トークイベントも予定されている。展示期間中は13時から20時まで開場し、入場は無料となっている。

SHUTL 1周年記念展示「SYSTEM」の詳細

項目 詳細
展示名 SHUTL 1st ANNIVERSARY EXHIBITION「SYSTEM」
開催期間 2024年10月10日(木)〜14日(月祝)
開催時間 13:00-20:00 ※夜間延長営業予定
出展作家 SPEKTRA +​​ Sawa Angstrom
入場料 無料
レセプション日時 2024年10月11日(金)16:00-20:00 ※招待制
SHUTLの公式サイトはこちら

メタボリズム運動について

メタボリズム運動とは、1960年代に日本で起こった建築運動のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 建築を生命体のように成長・変化するものと捉える
  • 都市や建築の新しいあり方を提案
  • 技術の進歩と人間社会の変化に対応する柔軟性を重視

中銀カプセルタワービルは、このメタボリズム運動を代表する建築物の一つである。黒川紀章が設計したこの建物は、取り外し可能なカプセル型の居住ユニットを持つ構造が特徴的だ。SHUTLはこのカプセルを2基常設することで、メタボリズムの思想を現代に再解釈し、新しい表現の場を提供している。

SHUTL 1周年記念展示「SYSTEM」に関する考察

SHUTL 1周年記念展示「SYSTEM」は、現代アートと建築思想を融合させた革新的な試みとして評価できる。SPEKTRAによるAIを活用した映像作品やキネティックな要素を含む空間インスタレーションは、テクノロジーと芸術の新たな可能性を探求している点で注目に値する。一方で、こうした先端技術を用いた作品が、観客にどのように受け止められるかが今後の課題となるだろう。

本展示が中銀カプセルタワービルのカプセルを舞台にしている点も興味深い。メタボリズム運動の理念と現代のシステム思考を結びつけることで、建築と社会システムの関係性に新たな視座を提供する可能性がある。今後は、こうした歴史的建築物と現代アートの融合がもたらす文化的価値の創出にも期待が高まる。

また、SHUTLの取り組みは、都市空間の再利用と文化創造の新しいモデルケースとしても注目される。既存の建築物を活用しながら、最先端のアートを発信する場を提供することは、持続可能な都市開発の観点からも重要だ。今後、SHUTLがどのように発展し、都市文化の形成に寄与していくかが注目される。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「【1周年記念】SHUTL 1st ANNIVERSARY EXHIBITION「SYSTEM」(10/10〜14)&関係者レセプション開催のご案内 | 松竹株式会社SHUTLのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000010.000120348.html, (参照 24-09-12).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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