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公開：2024-09-14

NICEが2024年第2四半期業績を発表、クラウド売上高が26%増加し業績好調

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• NICEが2024年第2四半期の業績を発表
• クラウド売上高が前年同期比26%増加
• 営業キャッシュフローが前年同期比160%増

NICEの2024年第2四半期業績、クラウド売上高が26%増

NICEは2024年6月30日に終了した第2四半期の業績を発表し、総売上が前年同期比14%増の6億6,440万ドルとなった。特にクラウド売上が前年同期比26%増の4億8,170万ドルと大きく成長している。Non-GAAPベースの営業利益は2億170万ドルで前年同期比19%増、営業利益率は30.4%に達した。^[1]

NICEのCEOであるバラク・エイラムは、CXoneの予約件数が過去最高を記録したことや、AIソリューション・ポートフォリオの採用拡大を好調な業績の要因として挙げている。また、営業キャッシュフローは前年同期比160%増の1億6,970万ドルとなり、過去12カ月で7億2,500万ドルのキャッシュを生み出した。

NICEは2024年通期のガイダンスを上方修正し、Non-GAAPベースの総収益を27億1,500万ドルから27億3,500万ドルの範囲と予想している。これは前年比15%の成長を見込んでおり、Non-GAAPベースの希薄化後1株当たり利益は10.60ドルから10.80ドルの範囲で、前年比22%の成長を予測している。

NICEの2024年第2四半期業績まとめ

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Non-GAAP財務指標について

Non-GAAP財務指標とは、一般に公正妥当と認められた会計原則（GAAP）に基づかない財務指標のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 株式報酬や買収関連費用などを除外して調整
• 企業の継続的な業績を評価するための補足情報
• 経営陣が事業を評価・管理するために使用

NICEの場合、Non-GAAP財務指標は株式報酬、買取無形資産償却、買収関連費用、債務割引償却、債務消滅損失およびNon-GAAP調整による税効果を除外して調整されている。これらの指標は投資家に企業の財務業績に関する追加情報を提供し、経営陣が将来の計画を立てる際の主要な要因の一つとなっている。

NICEの2024年第2四半期業績に関する考察

NICEの2024年第2四半期業績は、クラウド事業の成長が全体の業績を牽引している点が特に注目に値する。クラウド売上高の26%増は、企業のデジタル化とカスタマーエクスペリエンス（CX）への投資が加速していることを示唆している。一方で、このような急速な成長に伴い、サービスの品質維持やセキュリティ対策の強化が今後の課題となる可能性がある。

NICEが直面する可能性のある問題として、競合他社との差別化や新技術への迅速な対応が挙げられる。AIやクラウド技術の進化は急速であり、常に最新のソリューションを提供し続けるためには、継続的な研究開発投資と人材確保が不可欠となるだろう。これらの課題に対しては、戦略的なパートナーシップの構築や、オープンイノベーションの推進が有効な解決策となり得る。

今後NICEに期待したい点としては、AIの倫理的利用やプライバシー保護に関する取り組みの強化が挙げられる。CX分野におけるAI活用が進む中、顧客データの適切な取り扱いや透明性の確保がますます重要となる。NICEがこれらの課題にどのように取り組み、業界のリーダーシップを維持していくかが注目される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「NICE、2024年第2四半期のクラウド売上高が前年同期比26%増、利益率も2桁成長を継続と発表 | ナイスジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000051.000099846.html, (参照 24-09-14).

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