オラクルとAWSが戦略的パートナーシップを発表、Oracle Database@AWSの提供でクラウド移行を加速
スポンサーリンク
記事の要約
- オラクルとAWSが戦略的パートナーシップを発表
- Oracle Database@AWSサービスを新たに提供
- AWSでのOracle Databaseサービス利用が可能に
スポンサーリンク
オラクルとAWSの戦略的パートナーシップによるOracle Database@AWSの提供
オラクルとAmazon Web Services (AWS) は2024年9月12日、「Oracle Database@AWS」を発表した。このサービスにより、顧客はAWS内から専有インフラストラクチャ上の「Oracle Autonomous Database」と「Oracle Exadata Database Service」にアクセスできるようになる。Oracle Cloud Infrastructure (OCI) とAWSの間で統一されたエクスペリエンス、簡素化されたデータベース管理、課金、統一されたカスタマー・サポートが提供される。[1]
「Oracle Database@AWS」は、専有インフラストラクチャ上の「Oracle Autonomous Database」や「Oracle Real Application Clusters (RAC)」で実行されるワークロードといったAWS上の「Oracle Exadata Database Service」に直接アクセスを可能にする。これにより顧客は、完全に自動化されたフルマネージドの「Oracle Database」サービスのパフォーマンス、可用性、セキュリティ、コスト効率を活用しつつ、AWSの提供するセキュリティ、アジリティ、柔軟性、持続可能性といったメリットを享受できる。
さらに、お客様はOracle DatabaseのエンタープライズデータをAmazon Elastic Compute Cloud (Amazon EC2)、AWS Analyticsサービス、またはAmazon Bedrockを含むAWSの高度な人工知能(AI)および機械学習(ML)サービス上で実行されるアプリケーションにシームレスに接続できるようになる。この新しいサービスは、オラクルのデータベースとAWS上のアプリケーションをつなぐ低遅延のネットワーク接続を提供し、エンタープライズワークロードのクラウド移行やデプロイメントを簡素化する。
Oracle Database@AWSの主な特徴まとめ
データベースサービス | インフラストラクチャ | 統合機能 | |
---|---|---|---|
提供サービス | Oracle Autonomous Database, Oracle Exadata Database Service | AWS専有インフラストラクチャ | AWSサービスとの低遅延接続 |
主なメリット | フルマネージド、自動化、高パフォーマンス | セキュリティ、アジリティ、柔軟性 | AIやML、分析サービスとの連携 |
管理機能 | 簡素化されたデータベース管理 | 統一されたエクスペリエンス | 統一されたカスタマーサポート |
利用開始時期 | 2024年中にプレビュー版提供開始 | 2025年に広く提供開始予定 | 新リージョンへの拡大を予定 |
スポンサーリンク
Oracle Autonomous Databaseについて
Oracle Autonomous Databaseとは、完全に自動化されたフルマネージドのデータベースサービスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- 自己管理、自己修復、自己保護機能を備えた自律型データベース
- 機械学習を活用した自動チューニングと最適化
- 高度なセキュリティ機能と99.995%の可用性保証
Oracle Autonomous Databaseは、従来のデータベース管理の複雑さを大幅に軽減し、運用コストを削減する革新的なソリューションだ。Oracle Database@AWSの提供により、このAutonomous Databaseの機能をAWS環境で利用できるようになり、エンタープライズデータの管理と分析がより効率的になる。クラウドネイティブな設計により、スケーラビリティと柔軟性も向上し、ビジネスニーズに応じた迅速なリソース調整が可能になる。
Oracle Database@AWSに関する考察
Oracle Database@AWSの提供は、クラウド市場における競争激化と顧客ニーズの多様化を反映した戦略的な動きだ。この協業により、オラクルの強力なデータベース技術とAWSの幅広いクラウドサービスを組み合わせた統合ソリューションが実現し、エンタープライズ顧客に大きな価値をもたらす可能性がある。ただし、両社のプラットフォーム間での完全な互換性確保や、既存のオンプレミス環境からの円滑な移行など、技術的な課題も予想されるだろう。
今後の課題として、セキュリティとコンプライアンスの観点から、マルチクラウド環境でのデータガバナンスの確立が重要になる。これに対しては、両社の強みを活かした統合的なセキュリティフレームワークの開発や、規制に準拠したデータ管理ツールの提供が解決策として考えられる。また、AIと機械学習の分野での連携強化も期待される。オラクルのデータベース技術とAWSの先進的なAIサービスを組み合わせることで、より高度なデータ分析と予測モデリングが可能になるだろう。
長期的には、このパートナーシップがクラウド市場全体にどのような影響を与えるかが注目される。他のクラウドプロバイダーとの差別化や、新たな業界標準の創出につながる可能性もある。オラクルとAWSには、継続的なイノベーションと顧客中心のアプローチを通じて、エンタープライズIT環境の未来を形作る重要な役割が期待されている。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「オラクルとAmazon Web Services、戦略的パートナーシップを発表 | 日本オラクル株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000359.000057729.html, (参照 24-09-14).
- Oracle. https://www.oracle.com/jp/
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
- RTB(Real Time Bidding)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- Looker Studio APIを活用する方法やデータ連携、機能拡張などを解説
- REINFORCEとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- ReLU関数とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- ResNetとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- reCAPTCHAとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- RLO-1とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- RLO-2とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- RMSpropとは?意味をわかりやすく簡単に解説
- RNN(Recurrent Neural Network)とは?意味をわかりやすく簡単に解説
- TDSEがQuid Monitorに生成AI機能Ask Quidを追加、ソーシャルリスニングの効率化と洞察力向上に貢献
- TechSuiteがDX総合EXPO2024秋東京に出展、生成AIを活用したSEO記事執筆サービス「バクヤスAI記事代行」を紹介
- unerryがLocation-GXプロジェクトに参画し環境省「デコ活」補助事業に採択、位置情報データを活用した脱炭素行動の促進へ
- UniposとBPが人的資本経営で業務提携、企業の組織改革と情報開示をトータルサポート
- WeCapitalが第5回資産運用EXPO【関西】に出展、クラウドファンディングサービス「ヤマワケ」の魅力を紹介
- WellByがJAPAN OPEN INN VATION FES 2024に出展、AI画像認識技術で生体情報分析を披露
- ウフルがSalesforce PSSパートナーに認定、行政サービスのデジタル化が加速へ
- オラクルがOCI Zero Trust Packet Routingを発表、ネットワーク・セキュリティとアーキテクチャの分離によりクラウド・セキュリティを強化
- CAQNALが国東市役所でマネジメント研修を実施、組織フラット化の推進に向けた幹部・リーダー層の能力向上を支援
- カルテットコミュニケーションズがMARKELINKを子会社化、LINE公式アカウントビジネスの強化と顧客サポートの充実を図る
スポンサーリンク