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公開：2024-10-01

JS AdwaysがRMN事業に参入、台湾ファミリーマートと提携し1,800万人以上にリーチ可能に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• JS AdwaysがRMN事業を開始
• 台湾ファミリーマートと提携
• 1,800万人以上にリーチ可能

JS AdwaysがRMN事業に参入し台湾ファミリーマートと提携

株式会社アドウェイズの子会社であるJS Adwaysは、台湾ファミリーマートと連携し、リテールメディア・ネットワーク（RMN）を活用した事業を2024年9月30日にスタートした。RMNは、オンサイト広告、インストア広告、オフサイト広告の三つのリテールメディアを束ねた、ネットワーク型広告メディアプラットフォームサービスを指す。^[1]

台湾ファミリーマートは台湾全土に4,200以上の実店舗を持つコンビニエンスストア大手である。アプリ会員、ECサイト会員、LINE公式アカウント、各種ソーシャルメディア、店頭サイネージなどのチャネルを組み合わせることで、1,800万人を超えるユーザーに広告を届けることが可能となる。

JS Adwaysは2024年6月に、台湾最大規模の通販サイト「PChome」が運営する日本製品を取り扱う越境ECサイト「bibian」の618ショッピングフェスティバルに関連するマーケティング支援を行った。その結果、期間中「bibian」の日本製品エリアへの訪問数は4倍以上増加し、ブランドの露出とトラフィックの増加に貢献した。

JS AdwaysのRMN事業まとめ

リテールメディア・ネットワーク（RMN）について

リテールメディア・ネットワーク（RMN）とは、小売業者が保有するメディアを活用した広告プラットフォームのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• オンサイト広告、インストア広告、オフサイト広告の3つの要素で構成
• ファーストパーティデータを活用した高精度なターゲティングが可能
• オンラインとオフラインの顧客接点を統合した広告配信が可能

RMNは近年、世界中で急速に市場シェアを拡大し続けており、小売店だけでなく航空会社や決済プラットフォームなど、様々な企業が新規参入している。JS Adwaysと台湾ファミリーマートの提携は、このグローバルトレンドに沿ったものであり、台湾市場におけるRMNの発展を促進する可能性がある。

JS AdwaysのRMN事業参入に関する考察

JS AdwaysがRMN事業に参入したことは、台湾のデジタル広告市場に新たな可能性をもたらす重要な一歩となるだろう。特に、台湾ファミリーマートとの提携により1,800万人以上のユーザーにリーチできる点は、広告主にとって非常に魅力的な選択肢となる。さらに、オンラインとオフラインの顧客接点を統合できるRMNの特性は、より効果的なマーケティング戦略の立案を可能にするだろう。

一方で、RMN事業の成功には、プライバシー保護と顧客データの適切な取り扱いが不可欠となる。個人情報保護法の遵守はもちろん、消費者の信頼を損なわないデータ活用の在り方を模索する必要がある。また、オンラインとオフラインのデータ統合における技術的課題や、競合他社との差別化も重要な課題となるだろう。

今後、JS AdwaysにはRMNプラットフォームの継続的な改善と、広告主向けの分析ツールの提供が期待される。さらに、台湾市場での成功モデルを基に、他のアジア市場への展開も視野に入れるべきだろう。アドウェイズグループの「なにこれ すげー こんなのはじめて」を実現するイノベーションが、アジアのデジタル広告市場にどのような変革をもたらすか、今後の動向に注目が集まる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「JS Adways、台湾ファミリーマートと提携し、リテールメディア・ネットワーク（RMN）領域に参入 | 株式会社アドウェイズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000190.000033008.html, (参照 24-10-01).

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