株式会社ロスゼロが食品ロスを活用したオフィスお菓子のサブスクを開始、企業のSDGs活動と福利厚生の両立を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

PR TIMES より

記事の要約

食品ロスを活用したお菓子のサブスク「ロスゼロお菓子の不定期便」開始
余剰・規格外のお菓子を法人向けに毎月8000円から提供
SDGsと脱炭素に貢献する新しいオフィスおやつの形を提案

ロスゼロお菓子の不定期便の法人向けサービス開始

株式会社ロスゼロは食品ロスを活用したサブスクリプションサービス「ロスゼロお菓子の不定期便」を2024年10月24日より開始した。従来の消費者向け「ロスゼロ不定期便」は2022年の日本サブスクリプションビジネス大賞で特別賞を受賞しており、これまでに150トン超の食品ロス削減を実現している事業の法人向け展開となる。^[1]

新サービスは毎月8000円から提供され、定価16000円以上のお菓子が届けられるシステムとなっている。3分の1ルールによって販路を失った商品や季節商品、規格外品など、まだ美味しく食べられる商品を法人向けに提供することで食品ロス削減に貢献するだろう。

企業の社会貢献活動としても活用でき、従業員の福利厚生やイベントでの利用が想定されている。利用に応じたCO2削減量も可視化され、サステナビリティ報告書への対応も可能となり、企業のSDGs活動の一環として取り入れやすい仕組みになっている。

ロスゼロお菓子の不定期便のサービス内容

項目	詳細
提供開始日	2024年10月24日
価格	8000円（税込・送料込）から8000円単位で設定可能
商品価値	定価16000円以上相当
配送頻度	毎月（配送日は当月内にロスゼロが確定）
対象商品	3分の1ルールによる余剰品、季節商品、規格外品など
利用シーン	社員向け福利厚生、来客時サービス、企業イベント

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3分の1ルールについて

3分の1ルールとは、食品の納入期限を賞味期限の3分の1以内とする流通・小売業界特有の商習慣を指している。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

賞味期限の3分の1を経過した商品は店頭から撤去
まだ食べられる商品が廃棄される原因に
業界独自の商習慣で法的な規制ではない

食品ロスの主要な原因となっている3分の1ルールは、食品の安全性や品質とは直接関係のない商習慣である。ロスゼロお菓子の不定期便は、3分の1ルールによって販路を失った商品を有効活用することで、食品ロス削減とサステナビリティに貢献している。

食品ロス削減型サブスクに関する考察

食品ロス削減型のサブスクリプションサービスは、社会課題の解決と企業価値の向上を同時に実現できる画期的なビジネスモデルとなっている。特に法人向けサービスは、企業のSDGs活動や社会貢献の実績として活用できるため、今後さらなる需要の拡大が見込まれるだろう。

一方で、商品の供給が不安定になる可能性や品質管理の課題が考えられる。食品ロスの発生タイミングや量は予測が難しく、安定したサービス提供のためには、多くの食品メーカーとの連携強化や在庫管理システムの構築が必要となるだろう。

今後は食品ロス削減の取り組みを通じて得られたデータを活用し、より効率的な食品流通の仕組みづくりへと発展することが期待される。食品ロスの削減と企業価値の向上を両立させる新たなビジネスモデルとして、業界全体への波及効果も大きいだろう。

参考サイト

^ PR TIMES. 「小腹が空いたら、社会貢献！？10月24日《日本初》食品ロスを活かしたオフィスお菓子のサブスク「ロスゼロお菓子の不定期便」開始！ | 株式会社ロスゼロのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000157.000059829.html, (参照 24-10-23).

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