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YOMIKOがコメ関連商品の購買分析を実施、カップライスとパックご飯が代替商品として台頭していることが判明

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • YOMIKOが食品スーパーの購買データを分析
  • コメの品薄状態でカップライス・パックご飯が代替商品に
  • うるち米の購入金額は50-60代女性で特に増加

大規模購買履歴データから判明したコメ関連商品の消費動向

株式会社読売広告社は、子会社のショッパーインサイトが保有する食品ID-POS購買行動データベース「real shopper SM」を活用し、2024年夏のコメ関連商品の購買実態分析を2024年10月24日に公開した。食品スーパーにおけるコメなどの購入変化を詳細に分析することで、コメの品薄状態における代替商品の購入傾向が明らかになったのだ。[1]

分析によって判明した主要な変化として、コメの代替商品にはカップライスやパックご飯が選ばれる傾向が強く、粉ものや麺類、パン類よりも大幅な売上増加が確認された。特に2024年7月から8月にかけてのカップライスやパック白米の上昇幅が顕著であり、コメの品薄状態に対する消費者の対応が明確に表れている。

うるち米の金額PI値は2024年1月から緩やかな増加傾向を示し、8月4日週には台風発生や南海トラフ地震臨時情報の影響で急激な上昇を記録した。この時期の金額PI値の上昇は、売上数量の増加と販売単価の上昇という二つの要因が重なったことが特徴的である。

コメ関連商品の購買動向まとめ

項目 詳細
分析期間 2023年8月~2024年9月
対象エリア 日本全国
主な代替商品 カップライス、パックご飯、おかゆ
購入増加層 女性50-60代
特徴的な動き 8月4日週の急激な金額PI値上昇
分析結果の詳細はこちら

金額PI値について

金額PI値とは、レジを通過した顧客1,000人あたりの販売金額指数を表す指標である。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 購買動向を数値化して把握可能
  • 売上金額と購入者数の関係性を示す
  • 商品カテゴリー間の比較に活用可能

金額PI値の変動は数量要因と単価要因に分解して分析することが可能であり、今回のコメの事例では8月4日週に両要因がプラスとなっていた。これは消費者の買い急ぎ行動と価格上昇が同時に発生したことを示しており、市場の需給関係を把握する上で重要な指標となっている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「YOMIKO、大規模な購買履歴データから今夏のコメ関連商品等における購買実態を分析 | 株式会社読売広告社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000113.000006104.html, (参照 24-10-25).

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