ホテルタングラムが無人売店部屋付決済システムを導入、ルームキー1つで24時間買い物が可能に

text: XEXEQ編集部

PR TIMES より

記事の要約

ホテルタングラムで無人売店部屋付決済を導入
ルームキー1つで24時間買い物が可能に
ホテル業界では日本初の取り組み

ホテルタングラムの無人売店部屋付決済システムの詳細

東急リゾーツ＆ステイ株式会社は、長野県信濃町のホテルタングラムにて、株式会社LMCUが提供する無人決済システムを活用した「タングラムスマートストア」を2024年8月2日より導入した。このシステムにより、宿泊者はルームキー1つで24時間いつでも買い物が可能になり、商品精算はホテルをチェックアウトする際に宿泊費等とまとめて行うことができる。^[1]

従来のLINEを活用した入店から決済までの仕組みに加え、ルームキーのタグを入場ゲートにかざすだけで入店が可能になった。宿泊者は好きな商品を選んだ後、レジでのバーコード読み取りなどの手間なく、そのまま退店することができるため、新しい購買体験を提供している。

この取り組みは、ホテル業界でルームキー1つでレジ精算不要の買い物ができる完全無人売店を導入する日本初の事例となる。ホテルタングラムは長野県北部の斑尾山にある高原リゾートで、滞在型スノーリゾートとして知られている。全室40㎡以上の客室や温泉大浴場、露天風呂、サウナなどの設備を完備し、多様なニーズに対応している。

ホテルタングラムの無人売店部屋付決済システムの特徴まとめ

	システム概要	利用方法	メリット
主な特徴	無人決済システム	ルームキーで入退店	24時間利用可能
決済方法	チェックアウト時に精算	宿泊費とまとめて支払い	手続きの簡素化
導入施設	ホテルタングラム	エントランス棟2階	宿泊者の利便性向上
商品ラインナップ	飲料・酒類・菓子・日用品	自由に選択可能	多様なニーズに対応
業界での位置づけ	日本初の取り組み	ホテル業界での革新	新しい購買体験の提供

ホテルタングラムの無人売店部屋付決済システムに関する考察

ホテルタングラムの無人売店部屋付決済システムは、宿泊客の利便性を大幅に向上させる一方で、プライバシーやセキュリティの問題が発生する可能性がある。例えば、ルームキーの紛失や盗難時に、第三者による不正利用のリスクが高まる可能性があるため、ルームキーの管理や不正利用の検知システムの強化が今後の課題となるだろう。

今後追加してほしい機能としては、購入履歴の電子レシート化やスマートフォンアプリとの連携が挙げられる。これにより、宿泊客は自身の購買行動を簡単に把握でき、また、ホテル側も顧客の嗜好データを活用したマーケティングが可能になるだろう。さらに、AIを活用した商品推奨システムの導入も、顧客満足度の向上につながる可能性がある。

この無人売店部屋付決済システムの成功は、ホテル業界全体のデジタル化を加速させる可能性がある。今後は、チェックインやチェックアウトの完全自動化、客室内での各種サービスのデジタル化など、宿泊体験全体のシームレス化が進むことが期待される。一方で、人的サービスの価値を再定義し、テクノロジーと人間のサービスのバランスを取ることが、ホテル業界の新たな課題となるだろう。