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公開：2024-12-03

CTCがプラットフォームエンジニアリングサービスを開始、アプリケーション開発の自動化で生産性向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• CTCがプラットフォームエンジニアリングサービスを提供開始
• Red Hat Developer Hubを活用し開発工程を自動化
• 3年間で50社の導入を目指す

CTCの新サービスによってアプリ開発の効率化を実現

伊藤忠テクノソリューションズは2024年12月2日、クラウドネイティブ技術を活用したアプリケーション開発の効率化を実現する「プラットフォームエンジニアリングサービス」の提供を開始した。Red Hat Inc.のRed Hat Developer Hubを活用し、アプリケーションの設計から開発、テスト、本番環境までの自動化を実現することで、開発者の負荷軽減とリリースまでの迅速化を図るものだ。^[1]

Red Hat Developer Hubは最新のクラウドネイティブ技術を取り入れたツールやテンプレートの選択、外部システムやデータベースとのAPI連携、直観的なGUIが特長となっている。コンテナやマイクロサービスなどのアーキテークチャ、ソースコード、テストプログラムをテンプレート化することで、各機能を使用した開発に瞬時に取り組むことが可能になるだろう。

本サービスはCTCのクラウドネイティブ技術支援サービス「C-Native」のメニューの1つとして提供される。オブザーバビリティの手法を用いた運用自動化サービス「C-Native SRE サービス」と組み合わせることで、要件にあったツールやテンプレートの設定に加えて、チーム単位でのプラットフォーム活用に向けたハンズオントレーニングや運用サービスをトータルに支援するものだ。

プラットフォームエンジニアリングサービスの特徴まとめ

C-Nativeの詳細はこちら

クラウドネイティブ技術について

クラウドネイティブ技術とは、クラウド環境を最大限に活用するために設計された技術群のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• コンテナ型仮想化による柔軟なアプリケーション開発
• マイクロサービスアーキテクチャによる機能の独立性
• 自動化による開発効率の向上

クラウドネイティブ技術では新しいサービスや機能が次々と登場するため、開発者が考慮すべき情報が煩雑になる傾向にある。設定やテスト、実装などの開発環境に関連する工程を自動化し、効率的な開発を可能にするプラットフォームエンジニアリングという考え方に注目が集まっている。

プラットフォームエンジニアリングサービスに関する考察

プラットフォームエンジニアリングサービスの導入により、開発者はより本質的な開発業務に注力できるようになることが期待される。Red Hat Developer Hubを活用した自動化によって、設定やテストなどの煩雑な作業から解放され、創造的な開発に時間を費やすことが可能になるだろう。

一方で、新しい開発手法への移行には組織全体での理解と協力が不可欠となる。チーム単位でのプラットフォーム活用に向けたトレーニングや運用サポートを通じて、スムーズな導入を実現することが重要だ。ハンズオントレーニングの充実度が導入成功の鍵を握るだろう。

今後は汎用的な環境設定やテンプレートのパッケージ化が進むことで、より多くの企業がクラウドネイティブ技術を活用できるようになることが期待される。3年間で50社という導入目標を達成するためには、業界別のベストプラクティスを蓄積し、効果的なナレッジ共有の仕組みを確立することが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「アプリケーションの開発工程を自動化し、開発者の負荷を軽減 | 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000129.000108377.html, (参照 24-12-03).
2. Red Hat. https://www.redhat.com/ja

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