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公開：2024-12-04

近鉄不動産が新築マンションの全駐車区画にWeCharge充電サービスを導入、マンション居住者のEVライフをサポート

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 近鉄不動産がマンションにWeCharge充電設備を導入
• 全16台分の駐車スペースにEV充電コンセントを設置
• マンション居住者向けの専用充電環境を実現

近鉄不動産のローレルコート京都柳馬場六角にEV充電設備WeChargeを導入

ユビ電株式会社は電気自動車充電サービス「WeCharge」を近鉄不動産の新築分譲マンション「ローレルコート京都柳馬場六角」に採用することを2024年12月3日に発表した。全16台分の入居者用駐車スペースにEV充電用スマートコンセントを設置し、入居者が専用の充電スポットから自由に充電できる環境を整備することになった。^[1]

マンション内の駐車場設備では16個の3kW出力充電コンセントが導入され、入居者は戸建て住宅と同様の充電環境を利用できるようになる。2025年3月の入居開始に向けて、電気自動車ユーザーのニーズに応える快適な充電インフラが整備されることで、マンション居住者のEVライフをサポートする体制が整うだろう。

政府は2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、2035年までに乗用車の新車販売を電動車100%にする目標を掲げている。経済産業省が2023年10月に発表した充電インフラ整備促進指針では、2030年までに集合住宅や月極駐車場等で10～20万口の充電設備設置を目指す方針が示されている。

ローレルコート京都柳馬場六角の設備概要

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スマートコンセントについて

スマートコンセントとは、通信機能を備えた高機能な電源コンセントのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 電力使用量の可視化と遠隔制御が可能
• 充電状況のモニタリングと最適化制御を実現
• 複数台の充電を効率的に管理し電力を分散

WeChargeのスマートコンセントは従来のEV充電設備と比較して導入コストを抑えることが可能で、マンションへの設置が容易という特徴がある。充電制御システムによって個別の車両への充電ピークを分散させ、電力契約の最適化も実現できる。

WeChargeのEV充電サービス導入に関する考察

近鉄不動産による全駐車区画へのEV充電設備導入は、マンション居住者のEVライフを支援する重要な取り組みとなっている。政府が掲げる2035年までの新車電動化100%目標に向けて、集合住宅におけるEV充電インフラの整備は不可欠であり、WeChargeの導入は時宜を得た施策だろう。

一方で課題として、充電速度が3kWと比較的遅いため、急速充電のニーズにも対応できる柔軟な充電インフラの検討が必要になるかもしれない。充電設備の増設や出力アップグレードなど、将来的な拡張性を考慮した設計と運用体制の構築が重要になってくるだろう。

また今後は、再生可能エネルギーの活用やV2H（Vehicle to Home）機能の導入など、より高度なエネルギーマネジメントの実現も期待される。WeChargeを通じたEVの普及促進は、持続可能な社会の実現に向けた重要な一歩となる。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「近鉄不動産の新築分譲マンションにEV充電サービス「WeCharge」採用決定 | ユビ電株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000080.000063033.html, (参照 24-12-04).
2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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