セキュリティ

SECURITY

公開：2024-12-04

ブライダルネットがマイナンバーカードを活用した本人確認システムPocketSign Verifyを導入し婚活アプリの安全性が向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ブライダルネットがPocketSign Verifyによる本人確認を導入
• マイナンバーカードのJPKI機能を活用し安全性を強化
• 婚活アプリでの公的個人認証導入は国内2社目

婚活アプリブライダルネットにPocketSign Verifyを導入し本人認証を強化

ポケットサイン株式会社は婚活アプリ「ブライダルネット」の本人確認手段として公的個人認証サービスを活用したAPIサービス「PocketSign Verify」を2024年12月3日に導入したことを発表した。マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用することで、オンラインでの利用者本人の認証をより安全かつ確実に実施することが可能になるのだ。^[1]

婚活アプリにおける公的個人認証サービスの導入は国内で2社目となり、いずれもPocketSign Verifyが採用されている。政府とデジタル庁が推奨する公的個人認証の活用により、ユーザーは安心して婚活アプリを利用できる環境が整備されることになるだろう。

導入の背景には急増するSNS型ロマンス詐欺への対策がある。警察庁の発表によると2024年1月から9月までのSNS型ロマンス詐欺は2,570件で前年同期の2.32倍に増加し、被害額も271億円と前年同期の2.42倍に達していたのだ。

PocketSign Verifyの機能まとめ

公的個人認証サービスについて

公的個人認証サービスとは、マイナンバーカードのICチップに搭載された電子証明書を利用して、オンラインで本人確認を行う仕組みのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• ICチップ内の電子証明書による安全な本人確認
• 公的機関による認証で高い信頼性を確保
• オンラインでの本人確認を迅速かつ確実に実施

公的個人認証サービスは政府やデジタル庁が推奨する本人確認手段として注目を集めており、特にマッチングアプリでの導入が進んでいる。マイナンバーカードを活用した本人確認は、なりすましや不正利用の防止に効果的であるとされている。

PocketSign Verifyの婚活アプリ導入に関する考察

PocketSign Verifyの導入により、ブライダルネットの本人確認プロセスが大幅に改善されることが期待される。従来の本人証明書類の写真送信と比較して、マイナンバーカードのICチップを活用した認証は、より高い信頼性と利便性を両立させることが可能になるだろう。

一方で、マイナンバーカードの普及率や利用者の心理的なハードルが、サービス展開における課題となる可能性がある。マイナンバーカードの利便性や安全性に関する周知活動を強化し、利用者の理解を深めていく必要があるだろう。

今後は婚活アプリ以外の様々なオンラインサービスでも、公的個人認証の導入が加速することが予想される。PocketSign Verifyには、マイナンバーカードの活用を促進し、より安全で信頼性の高いオンライン取引の実現に貢献することが期待されている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「婚活アプリ「ブライダルネット」の本人確認にPocketSign Verify導入 | ポケットサイン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000054.000110743.html, (参照 24-12-04).
2. デジタル庁. https://www.digital.go.jp/

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