富士通が新規事業創出プログラムからBLUABLEをスピンアウト、藻場造成からブルーカーボン測定までワンストップで提供へ
PR TIMES より
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記事の要約
- 富士通がFICから初の出向起業スタートアップBLUABLEをスピンアウト
- 藻場造成からブルーカーボン測定・申請までをワンストップで提供
- 出向起業スピンアウトキャピタルから外部資金調達を実施
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富士通が新規事業創出プログラムから初のスタートアップをスピンアウト
富士通は新規事業創出プログラム「Fujitsu Innovation Circuit」から初となる出向起業スタートアップとして、株式会社BLUABLEを2024年10月に設立した。BLUABLEは藻場造成からブルーカーボンの測定、Jブルークレジットの申請までをワンストップで提供するサービスを展開している。[1]
BLUABLEが提供する藻場造成キットは、海藻が着生しやすい基質を海へ投下するだけで藻場造成が可能であり、重機の利用が不要なため従来の方法と比較して短期間かつ安価な導入を実現することが可能となった。現在は北海道から九州まで全国16か所の海域で藻場造成の実証実験を実施している。
2024年11月には出向起業・スピンアウト起業向けのベンチャーキャピタルファンドである出向起業スピンアウトキャピタル1号投資事業有限責任組合から外部資金調達を実施した。調達した資金は製品やサービスの開発とPMFの検証に活用される予定だ。
BLUABLEの事業概要まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
会社名 | 株式会社BLUABLE |
設立時期 | 2024年10月 |
所在地 | 兵庫県宝塚市 |
事業内容 | 藻場造成、ブルーカーボン測定、Jブルークレジット申請 |
実証実験 | 全国16か所の海域で実施中 |
今後の展開 | IoT・AI技術活用による高精度測定、海藻養殖事業者向け申請代行 |
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ブルーカーボンについて
ブルーカーボンとは、沿岸・海洋の生態系に取り込まれ、貯留される炭素のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 海洋生態系による自然な炭素吸収・固定機能
- 地球温暖化対策としての重要性
- 生物多様性維持への貢献
藻場は海洋生態系におけるブルーカーボンの重要な供給源となっているが、近年の海水温上昇により磯焼け現象が深刻化している。BLUABLEの藻場造成技術は、この課題に対する具体的な解決策として期待されている。
富士通の新規事業創出に関する考察
富士通の新規事業創出プログラムFICからの初のスピンアウト事業として、環境課題解決型のスタートアップを選択したことは時宜を得た判断といえるだろう。特にブルーカーボン市場は今後の成長が期待される分野であり、藻場造成からクレジット申請までをワンストップで提供するBLUABLEのビジネスモデルは、市場ニーズを的確に捉えている。
海洋環境の保全とカーボンニュートラルの両立を目指すBLUABLEの事業展開において、IoTやAI技術の活用は測定精度の向上に大きく寄与するものと考えられる。富士通の海洋デジタルツイン技術との連携により、より効果的な藻場造成やブルーカーボン測定が実現できる可能性が高まっているのだ。
今後は実証実験の成果を基に、より多くの海域での展開や海藻養殖事業者向けサービスの拡充が期待される。ブルーカーボン市場の拡大に伴い、BLUABLEのワンストップサービスの需要は着実に高まっていくだろう。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「富士通の新規事業創出プログラム「Fujitsu Innovation Circuit」から初の出向起業スタートアップが誕生 | 富士通株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000356.000093942.html, (参照 24-12-04).
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