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NTTデータ ザムテクノロジーズが製造業向け樹脂3DプリンターEOS P3 NEXTを発売、生産性50%向上と材料再利用率80%を実現

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

NTTデータ ザムテクノロジーズが製造業向け樹脂3DプリンターEOS P3 NEXTを発売、生産性50%向上と材料再利用率80%を実現

PR TIMES より


記事の要約

  • NTTデータ ザムテクノロジーズがEOS P3 NEXTを発売開始
  • 生産性が最大50%向上し総所有コストを30%削減可能
  • 材料再利用率が最大80%まで向上し環境負荷を低減

EOS P3 NEXTで製造業向け樹脂3Dプリンターの性能が向上

株式会社NTTデータ ザムテクノロジーズは製造業向けの樹脂3DプリンターEOS P3 NEXTを2024年12月5日より販売開始した。SLS技術を使用したEOS P3 NEXTは生産性を最大50%向上させ総所有コストを最大30%削減することが可能になっており、複数の新材料にも対応している。[1]

EOS P3 NEXTは既存機種のEOS P 396と同じ造形可能領域を維持しながら操作モニターを統合することで設置面積を縮小することに成功した。プレスキャンやリコーティング、冷却プロセスを高速化することで生産性が大幅に向上し、造形品質の向上にも貢献している。

材料の再利用率についても大幅な改善が実現されており、ALM PA 950 HDナイロン12を使用した場合は80%、EOS PA 2220 HighReuseを使用した場合は70%という高い再利用率を達成した。柔軟なパラメータ調整機能と材料の多様性により寸法精度や表面仕上げなどの品質も向上している。

EOS P3 NEXTの仕様まとめ

項目 詳細
造形可能領域 340×340×600mm
レーザー仕様 CO2 70W ×1本
スキャン速度 ~6.0m/s
フォーカス径 約480 µm
使用可能材料 PA 2200, PA 2220 HighReuse, PA 2201, PA 1101, PA 3200 GF, PA 2241 FR, ALM PA 950 HD
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SLSについて

SLSとはSelective Laser Sinteringの略称であり、粉末状の材料を高出力レーザーで照射することで粒子を互いに焼結させ固体を形成する技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 粉末材料を選択的にレーザー焼結させる加工方式
  • 複雑な3D形状の造形が可能な積層造形技術
  • 樹脂や金属など多様な材料に対応可能

EOS P3 NEXTではSLS技術を活用することで高精度な造形を実現しており、プレスキャンやリコーティングの高速化によって生産性を向上させている。材料の再利用率も大幅に改善されており、環境負荷の低減と総所有コストの削減に貢献する製造ソリューションとなっている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「製造業向け樹脂3Dプリンター EOS P3 NEXTの販売を開始 | 株式会社NTTデータ ザムテクノロジーズのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000012.000103715.html, (参照 24-12-06).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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