IoT

アイオーティー

公開：2024-12-16

ＳＯＭＰＯリスクとANT61社が小型衛星向けビーコン紹介契約を締結、通信喪失リスク対策を強化

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ＳＯＭＰＯリスクとANT61社がビーコン紹介契約を締結
• 衛星通信喪失リスクに備えるソリューションを提供
• 衛星事業者向けにビーコンを使用した状態モニタリングが可能に

小型衛星向けビーコンによる通信喪失リスク対策

損保ジャパンとＳＯＭＰＯリスク、ANT61社は宇宙産業の成長を担う小型衛星打ち上げおよび運用を安定的に推進するため2024年7月から協業を検討してきた。この度ＳＯＭＰＯリスクとANT61社は2024年11月に衛星事業者向けの衛星通信喪失リスクに備えるビーコンの日本における紹介契約を締結したのである。^[1]

衛星事業者はビーコンから得られた情報を通じて故障発生前後の衛星の状態について正確な把握が可能になり、故障の生じた衛星を復旧させるための手立てをより適切に検討することができるようになった。これにより打ち上げを控えている後続機に対してもより効果的な改善を施すことが可能となるだろう。

損保ジャパンおよびＳＯＭＰＯリスクはANT61社のパートナーとして日本市場参入に関する助言を行うことになった。衛星運用の信頼性向上やリスクマネジメント、保険によるリスクファイナンスなど側面から安心・安全を提供できるよう取り組みを進めていく。

宇宙ビジネス支援サービスの概要

プレスリリースの詳細はこちら

ビーコンについて

ビーコンとは小型衛星に搭載する低軌道衛星専用の情報伝達デバイスのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 衛星の状態をモニタリングし地上へ情報を伝達
• 通信喪失時の故障原因特定に貢献
• 後続機開発時の効果的な対策立案をサポート

小型衛星の打ち上げにおいて衛星が宇宙空間に投入された初期段階で地上との通信を喪失する事例が頻繁に発生している。ビーコンを搭載することで故障原因の特定や、後続機の開発における効果的な対策の立案が可能になるため、衛星運用の安定性向上に大きく貢献することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「小型衛星の通信喪失リスクに備えるソリューションの提供に向けて ＳＯＭＰＯとANT61社がビーコン紹介契約を締結 | 損害保険ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000459.000078307.html, (参照 24-12-16).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「IoT」に関するコラム一覧「IoT」に関するニュース一覧