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tonariとNTT西日本がIOWN APNで連携、医療や科学分野での超高精細遠隔コミュニケーションの実現へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

tonariとNTT西日本がIOWN APNで連携、医療や科学分野での超高精細遠隔コミュニケーションの実現へ

PR TIMES より


記事の要約

  • tonariとNTT西日本がIOWN APNで超高精細遠隔コミュニケーションの実証開始
  • QUINTBRIDGEとLINKSPARK OSAKAの2拠点を接続して共創を促進
  • 医療、科学、エンタメ分野での活用を視野に入れた取り組み

等身大ビデオコミュニケーションtonariが次世代通信基盤IOWNと連携

tonari社は高品質な遠隔コミュニケーションの実現に向け、NTT西日本とIOWN APNの実証実験を2024年12月13日より大阪で開始した。現在国内外40拠点を繋いでいるtonariは、床から天井までを映し出す大型スクリーンと独自開発のP2Pシステムによって超低遅延の通信を実現している。[1]

tonariとNTT西日本は大阪市内の「QUINTBRIDGE」と「LINKSPARK OSAKA」の2拠点をIOWN APNで接続することで、オープンイノベーションの加速を目指している。QUINTBRIDGE は企業やスタートアップ、自治体が集まる共創の場であり、LINKSPARK OSAKAはデータサイエンティストが常駐するDX推進拠点として機能している。

tonariは現在3K解像度・60fpsのフレームレートで100ミリ秒未満の超低遅延を実現しているが、IOWN APNとの連携により16K解像度・240fpsへの性能向上が期待されている。医療分野での遠隔手術や科学研究での実験観察、エンターテインメント分野での活用など、新たな可能性が広がっている。

tonariとIOWN APNの連携における特徴まとめ

項目 詳細
現在の性能 3K解像度、60fps、100ミリ秒未満の遅延
IOWN APN連携後の目標性能 16K解像度、240fps
実証実験拠点 QUINTBRIDGE、LINKSPARK OSAKA
主な活用分野 医療、科学研究、エンターテインメント
特徴 等身大スクリーン、独自P2Pシステム、非圧縮データ伝送
tonariの詳細はこちら

IOWN APNについて

IOWN APNとは、Innovative Optical & Wireless Networkの構想を実現する要素技術の一つであり、以下のような特徴を持っている。

  • フォトニクスベースの技術による端末からネットワークまでの光化
  • エンド・ツー・エンドの光波長パスによる高速大容量通信
  • 従来技術と比較して大幅な低消費電力と低遅延を実現

IOWN APNは従来のネットワーク技術の限界を超える次世代の通信基盤として期待されている。tonariとの連携により、医療や科学分野での超高精細映像のリアルタイム伝送や、エンターテインメント分野での没入感の高い遠隔体験の実現が可能になるだろう。

等身大ビデオコミュニケーションシステムに関する考察

tonariの等身大ビデオコミュニケーションシステムは、現在のビデオ通話が抱える非言語情報の伝達不足や遅延の課題を解決する可能性を秘めている。IOWN APNとの連携による16K解像度と240fpsという高性能化は、医療分野での精密な遠隔手術や科学研究での微細な観察を可能にするだろう。

一方で、高性能化に伴うハードウェアのコストや設置スペースの確保、ネットワークインフラの整備など、普及に向けた課題も存在している。さらに、医療や科学分野での実用化には、信頼性や安定性の確保、法規制への対応なども重要な検討事項となるはずだ。

今後は遠隔コミュニケーションの質を高めつつ、導入や運用のハードルを下げることが重要となるだろう。特に、小規模な組織でも導入しやすい柔軟な利用形態の提供や、既存のビデオ会議システムとの互換性確保が期待される。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「等身大ビデオコミュニケーション「tonari」がNTT 西日本と未来共創。次世代情報通信基盤「IOWN」でさらなる超高精細・超低遅延へ | tonari株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000017.000069342.html, (参照 24-12-16).

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