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Zabbix Japan合同会社がZabbix 7.2をリリース、NVIDIA GPU環境とNutanix仮想基盤の監視機能を強化

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • Zabbix 7.2が2024年12月10日にリリース
  • NVIDIA GPU環境の監視機能を強化
  • Nutanix仮想基盤の監視機能を標準実装

Zabbixの最新版となるZabbix 7.2が監視機能を強化してリリース

Zabbix Japan合同会社は2024年12月10日、オープンソース監視ソフトウェア「Zabbix」の最新メジャーバージョンとなる「Zabbix 7.2」をリリースしたことを発表した。既存の監視機能やワークフローを改善しながら、データやホスト情報を可視化する新しい方法を導入している。[1]

Zabbix 7.2では、SSHサブシステムを使用してSFTPやNETCONFによる監視データ収集が可能になり、ユーザーは監視をNETCONFに限定しているネットワークデバイスの監視を実現できるようになった。また、スパークラインチャートを表示して最新の値と直近の値の推移を一覧で確認することが可能になっている。

さらにZabbix 7.2.1からは、Zabbixエージェント2を利用してNvidia GPUを自動的に検出し監視を開始する機能が追加される予定だ。LinuxWindows環境で利用可能となり、GPU利用率や電力使用量、温度などのメトリクスの監視が実現できるようになるだろう。

Zabbix 7.2の新機能まとめ

項目 詳細
監視機能強化 NETCONFサブシステム、Nutanix仮想基盤の標準実装
可視化機能 スパークラインチャート、ホストカードウィジェット
新規テンプレート NVIDIA GPU、Juniper MXシリーズ、Huawei OceanStor V6 Dorado
自動化機能 Zabbixコンポーネントの環境変数によるデプロイ簡素化

NETCONFについて

NETCONFは、ネットワーク機器の設定や監視を行うためのプロトコルであり、XMLベースの通信を利用して機器の管理を実現する仕組みである。以下のような特徴を持つ。

  • XMLベースの標準化されたデータモデルを使用
  • セキュアな通信によるネットワーク機器の設定管理
  • プログラマブルなネットワーク管理の実現

Zabbix 7.2ではNETCONFサブシステムを活用することで、従来のSNMPベースの監視に加えてより詳細なネットワーク機器の監視が可能になった。SSHサブシステムを使用してSFTPやNETCONFによる監視データ収集を行うことで、より高度なネットワーク監視環境を構築できるようになっている。

参考サイト

  1. ^ Zabbix. 「NVIDIA GPU環境、NETCONFサブシステム、Nutanix仮想基盤などの 監視機能を強化した「Zabbix 7.2」をリリース」. https://www.zabbix.com/jp/pr/pr614, (参照 24-12-17).
  2. Huawei. https://consumer.huawei.com/jp/
  3. NVIDIA. https://www.nvidia.com/ja-jp/

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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