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公開：2024-12-24

PFN、三菱商事、IIJが合弁会社PFCIを設立、国産AIプロセッサー活用のクラウドサービスを2026年初に提供開始

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• PFN、三菱商事、IIJが合弁会社PFCIを2025年1月に設立
• PFCIはAI向けクラウドサービスPFCPを2026年初から提供
• 出資比率はPFN51%、三菱商事39%、IIJ10%で展開

3社がAI向けクラウドサービス提供の合弁会社PFCIを設立

株式会社Preferred Networks、三菱商事株式会社、株式会社インターネットイニシアティブの3社は、AI向けクラウドサービスを提供する合弁会社として株式会社Preferred Computing Infrastructureを2025年1月に設立することを2024年12月23日に発表した。出資比率はPFNが51%、三菱商事が39%、IIJが10%となっており、資本金は3億円が予定されている。^[1]

PFCIは、PFNが開発する国産の省電力AIプロセッサーMN-Coreシリーズを用いたAI向けクラウドサービスPreferred Computing Platformの提供・運用・サポートを主な事業内容として、2026年初に業務を開始する計画だ。三菱商事グループのMCデジタル・リアルティが提供するNRT12データセンターに高効率な計算基盤を構築することが決定している。

新会社設立の背景には、生成AIなどのAI技術の活用が様々な分野で進み、莫大な計算力が必要とされる一方で、計算力の増強に比例して増加する電力消費量と排熱が課題となっていることがある。AI技術の持続的発展には、AIプロセッサーの電力あたりの演算性能の大幅な向上とデータセンター基盤における演算装置の高密度化が極めて重要となっている。

PFCIの事業概要と特徴

AIプロセッサーについて

AIプロセッサーとは、人工知能の処理に特化した演算装置のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 高度な並列処理による効率的なAI演算の実現
• 電力効率を重視した省電力設計の採用
• データセンターでの高密度実装への対応

PFNが開発するMN-Coreシリーズは、電力効率に優れた国産のAIプロセッサーとして注目を集めている。Green500ランキングで世界1位を3度獲得した実績を持ち、AI技術の社会実装における電力消費量と排熱の課題解決に貢献することが期待されている。

参考サイト

1. ^ Preferred Networks Inc.. 「PFN、三菱商事、IIJがAI向けクラウドサービスを提供する合弁会社 Preferred Computing Infrastructureを設立 - 株式会社Preferred Networks」. https://www.preferred.jp/ja/news/pr20241223-2/, (参照 24-12-24).

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