セキュリティ

SECURITY

公開：2024-12-27

企業のWebサイト担当者の約8割がCMS移行を検討、セキュリティ対策と使いやすさが重視される傾向に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• CMSの移行検討が約8割、セキュリティ対策が主な理由
• Movable Typeの認知度は約8割、利用意向は約9割
• バージョンアップや保守作業の代行サービスへの期待

企業のWebサイト担当者におけるCMS利用状況とMovable Type認知度調査

株式会社ジャクスタポジションは、CMSを利用している企業のWebサイト担当者1,012人を対象に、CMSの利用状況とMovable Typeに関する調査を2024年12月2日から12月3日にかけて実施した。WordPressが25.4%で最も高いシェアを占め、Adobe Experience Manager Sitesが19.6%、Shopifyが16.4%と続いている現状が明らかになったのだ。^[1]

利用しているCMSの操作スキルについては、45.5%が主要機能の日常的な使用にとどまり、カスタマイズやプラグインの導入まで対応できる担当者は20.0%に限られていることが判明した。データ消失や表示速度の低下といったトラブルを経験した担当者が多く存在し、より安定的な運用への課題が浮き彫りとなっている。

調査ではMovable Typeについても詳細な分析が行われ、約8割の担当者が認知していることが判明した。ライセンス費用の高さや導入の難しさが課題として挙げられる一方で、セキュリティの高さや拡張性の良さが評価されており、約9割の担当者が利用に前向きな姿勢を示している。

CMSの利用状況調査結果まとめ

調査結果の詳細はこちら

コンテンツマネジメントシステムについて

コンテンツマネジメントシステム（CMS）とは、Webサイトのコンテンツを管理・運用するためのシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• コンテンツの作成・編集・公開を効率化
• 複数人での共同作業をサポート
• テンプレートによる統一的なデザイン管理

CMSの選定においては、セキュリティ対策の充実度や操作性の良さが重要な判断基準となっている。Movable Typeは国内5万サイト以上に導入されており、高いセキュリティ性と拡張性を特徴とするCMSとして、多くのWebサイト担当者から注目を集めている。

CMSの利用状況調査に関する考察

CMSの利用状況調査から見えてきた最も重要な点は、セキュリティ対策の重要性に対する認識の高まりである。データ消失や表示速度の低下といったトラブルを経験した担当者が多く存在することから、より安全で安定的なCMS運用への要求が高まっていることが理解できる。

一方で、CMSの機能を十分に活用できていない担当者が多く存在することは、今後の大きな課題となるだろう。Web制作会社によるサポートサービスの充実や、より直感的な操作性の実現が求められており、こうした課題への対応が今後のCMS開発の重要なポイントになるはずだ。

Movable Typeに関しては、高いセキュリティ性と拡張性が評価されているものの、導入コストや設定の複雑さが課題として挙げられている。Web制作会社による導入支援や運用サポートの活用が、これらの課題を解決する鍵となることが予想される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【データ消失トラブルも？！】セキュリティ対策の懸念などを理由にCMSの移行を検討したことがあるWeb担当者が約8割に！ | 株式会社ジャクスタポジションのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000007.000125180.html, (参照 24-12-27).

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