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公開：2024-12-26

ローデ・シュワルツとETS-Lindgrenが次世代ワイヤレス技術向けOTAテストソリューションを強化、5GやWi-Fi 7に対応し包括的な評価を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ローデ・シュワルツとETS-Lindgrenが包括的なOTAテストソリューションを提供
• CMX500とR&S SMBV100Bがシステムに統合
• 5G FR1・FR2、Wi-Fi 7、A-GNSSの規格をサポート

ワイヤレス技術向けOTAテストソリューションの機能強化

ローデ・シュワルツとETS-Lindgren社は次世代ワイヤレス技術に向けた包括的なOTAテストソリューションを2024年12月25日に公開した。ETS-Lindgren社はEMQuestソフトウェアにローデ・シュワルツのCMX500ワンボックス・シグナリング・テスタとR&S SMBV100Bベクトル信号発生器を統合することで、5G FR1・FR2やWi-Fi 7、A-GNSSなど最新規格への対応を実現している。^[1]

CMX500ワンボックス・シグナリング・テスタは4G LTEや5G NR FR1/FR2に加え、最新の5G RedCap技術や最新のWi-Fi 7規格までをサポートする広範なデバイステスト機能を備えている。また、R&S SMBV100Bベクトル信号発生器は極めて高い出力パワーと完全に校正済みの広帯域信号生成能力を持つスタンダードな製品となっている。

この統合ソリューションは4Gおよび5G FR1のCTIA認証を取得しており、SISOとMIMOの両方に対応することが可能だ。さらに4Gと5Gのキャリアを組み合わせる場合でも数百のチャネルとバンドにわたるキャリア・アグリゲーションを利用できるほか、第7世代までのWi-FiやBluetooth、Narrowband NTN、RedCapなどの技術にも完全対応している。

OTAテストソリューションの特徴まとめ

CMX500の詳細はこちら

OTAテストについて

OTAテストとは、Over-The-Air（無線経由）でワイヤレスデバイスの性能や機能を評価するテスト手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 実際の使用環境に近い条件での無線性能評価が可能
• アンテナ性能や電波伝搬特性の測定に適している
• 5Gなど高周波帯での測定に不可欠な技術

OTAテストは次世代ワイヤレス技術の開発において重要な役割を果たしており、特に5GやWi-Fi 7などの高周波を使用する通信規格では必須の評価手法となっている。ローデ・シュワルツとETS-Lindgren社の統合ソリューションは、このOTAテストの課題に対して包括的なアプローチを提供することが可能だ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ローデ・シュワルツとETS-Lindgren社が協力して、次世代ワイヤレス技術のためのOTAテストソリューション提供へ | ローデ・シュワルツ・ジャパン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000110.000104512.html, (参照 24-12-26).

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