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公開：2025-01-10

ジールがDNP情報システムのIT基盤モダナイゼーションを支援、オブザーバビリティ導入で運用効率化を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• ジールがDNP情報システムのIT基盤モダナイゼーションを支援
• オブザーバビリティ導入でDynatraceを選定し運用効率化を実現
• SREチーム主導でオブザーバビリティの社内活用を推進

DNP情報システムのIT基盤モダナイゼーションにおけるオブザーバビリティ導入支援

アバントグループの株式会社ジールは、株式会社DNP情報システムのIT基盤モダナイゼーションに必要不可欠なオブザーバビリティ導入を2025年1月9日に公開した。DNP情報システムは1998年に大日本印刷株式会社の情報システム部門から分社化しDNPグループの情報システム専門会社として、グループ各社にITサービスを提供している実績がある。^[1]

IT基盤のモダナイゼーションに向けて2021年より既存システムの本格的なクラウド化に着手し、オンプレミスの基盤上に構築された100業務以上の基幹系・情報系システムのクラウドリフトを推進してきた。DNPグループはDXを加速させるため、IT基盤の変革に積極的に取り組んでおり、クラウドネイティブ技術との連携による変化に即応可能なIT基盤の実現を目指している。

ジールは複数のソリューションに対応可能なエンジニア力と多くの導入実績、高度な専門知識に基づくコンサルティング力を評価され、導入パートナーとして選定された。コンサルティングからソリューション選定とPoC実施による比較検討、本番稼働に向けた初期設計および導入サポートまでを一貫して支援している。

オブザーバビリティ導入の効果と今後の展望まとめ

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オブザーバビリティについて

オブザーバビリティ（可観測性）とは、システムの異常検知と原因特定を可能にする仕組みのことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• システム内部の状態を可視化し異常の検知が可能
• 問題発生時の原因特定と迅速な対応を実現
• 予期せぬ問題への対応と未然防止を支援

DNP情報システムでは、クラウドシステム運用における監視や障害対応の課題解決、モダナイゼーションに伴うシステム運用の複雑化への対処を目的としてオブザーバビリティを導入している。Dynatraceの活用により、データの統合管理と可視化が実現され、問題解決のための時間が大幅に短縮された。

IT基盤のモダナイゼーションに関する考察

DNP情報システムのIT基盤モダナイゼーションは、クラウドネイティブ技術の活用とデベロッパーズエクスペリエンスの向上を重視している点が評価できる。特にCI/CDによる自動化の推進は、開発者の業務効率を向上させ、より価値の高いアプリケーション開発に注力できる環境の実現につながっている。

一方で、100業務以上のシステムのクラウドリフトは、移行時のリスク管理や既存システムとの整合性確保が課題となる可能性がある。オブザーバビリティの導入は、これらの課題に対する効果的な解決策となり、システムの安定運用と迅速な問題解決を実現できるだろう。

今後は、SREチームを中心としたオブザーバビリティの活用拡大が期待される。システム運用の効率化だけでなく、開発プロセス全体の最適化とビジネス価値の向上につながる取り組みを継続していく必要がある。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「ジール、DNP情報システムが推進するIT基盤のモダナイゼーションに不可欠となるオブザーバビリティの導入を支援 | 株式会社アバントグループのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000430.000016467.html, (参照 25-01-10).

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