SNS

エスエヌエス

公開：2025-01-10

不動産会社のSNS活用実態調査で明らかに、Instagram運用が最多もユーザーニーズとのミスマッチが課題に

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 不動産会社のSNS運用率は34.8%、運用希望は72.2%に達する
• Instagram運用が40.6%で最多、ユーザーはYouTube利用を希望
• SNS担当者の配置が運用継続の重要な要素に

不動産業界のSNS活用実態と今後の展望

いえらぶGROUPは2024年11月に不動産会社とエンドユーザーを対象とした「住まい探しにおけるSNSの利用状況に関するアンケート調査」を実施し、2025年1月9日に結果を公開した。調査では不動産会社388社とエンドユーザー902名から回答を得て、SNS運用における現状と課題が明らかになっている。^[1]

不動産会社のSNS運用状況について、現在運用している企業は34.8%にとどまる一方で、今後の運用意向については72.2%の企業が前向きな姿勢を示している。SNS運用をやめた企業の主な理由として「担当できる社員がいない」が17.6%を占め、人材不足が大きな課題となっている。

運用プラットフォームの選択において、不動産会社はInstagramを最も多く活用し全体の40.6%を占めている。一方でエンドユーザーの30.8%がYouTubeでの情報収集を希望しており、両者のニーズにミスマッチが生じていることが判明した。

不動産業界のSNS活用状況まとめ

SNS運用における広報・SNS担当者の重要性について

広報・SNS担当者とは、企業のSNSアカウントの管理や投稿、エンゲージメント向上を専門的に担当する職務を指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• SNSマーケティングの戦略立案と実行を一元的に管理
• 定期的な投稿とコミュニティ管理を専門的に実施
• データ分析に基づく効果測定と改善策の提案

不動産業界におけるSNS運用継続企業では広報・SNS担当者の配置率が39.4%と高く、運用をやめた企業の17.9%と比較して顕著な差が見られる。専任担当者の存在がSNS運用の継続性と効果的な活用に大きく影響を与えることが明確になっている。

不動産業界のSNSマーケティングに関する考察

不動産業界のSNS活用において、運用希望企業が72.2%に達している点は注目に値する。SNSの無料性と高い拡散力、若年層への訴求効果が評価されており、今後も活用意欲は高まることが予想されるが、人材不足という根本的な課題が普及の妨げとなっている。

エンドユーザーのニーズとして最も高いYouTubeの活用については、動画コンテンツの制作負担や技術的なハードルが存在する。しかしながら、ショート動画の台頭により比較的手軽な動画制作が可能になってきており、プラットフォームの特性を活かした戦略的な活用が求められるだろう。

SNS運用の成功には、専任担当者の配置が鍵を握ることが明確になっている。業務の一環としてSNSを日常的に活用できる体制を整備することで、継続的な情報発信と効果的なマーケティング活動が実現できる可能性が高まるだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「不動産会社が運用しているSNS第1位はInstagram！一方エンドユーザーが住まい探しに利用したいSNSはYouTubeが最多に｜SNSの利用についてのアンケート調査　いえらぶGROUP | 株式会社いえらぶGROUPのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000544.000008550.html, (参照 25-01-10).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「SNS」に関するコラム一覧「SNS」に関するニュース一覧