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公開：2025-01-10

博報堂gmoveがAI商談サポートアプリを開発、CONOOTO®技術で音声解析と評価を自動化し業務効率向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 博報堂gmoveがAIによる商談評価・メモ自動作成アプリを開発
• 博報堂ＤＹホールディングスのCONOOTO®技術を活用
• 2025年春の正式リリースに向け実証実験を開始

AIを活用した商談サポートアプリの開発とCONOOTO®技術の実用化

株式会社博報堂と株式会社博報堂プロダクツによる販売現場の課題解決ソリューション開発チームgmoveは、AIによる対面商談の評価や商談メモを自動作成するアプリを2025年1月9日に公開した。博報堂ＤＹホールディングスのHuman-Centered AI InstituteとマーケティングテクノロジーセンターによるAI研究の成果である音声解析システムCONOOTO®の商談最適化技術を活用したことにより、商談力や成長の可視化および均質な評価が実現している。^[1]

商談に利用しているタブレット端末に本アプリをインストールし商談を録音することで、AIによって分析・評価され商談力や成長の可視化および均質な評価が可能になり、スタッフの適切な育成にも繋がっている。音声解析システムCONOOTO®により、誰と誰がいつどのようなテーマで商談したかの記録やスタッフ用・お客様用の商談メモの自動作成が可能だ。

博報堂ＤＹホールディングスは2018年より、企業の商談時における営業担当者と顧客の対話音声を録音・解析し、商談評価レポートを自動生成する音声解析システムCONOOTO®技術を研究している。独自の技術により商談音声を話者分離し商談のやりとりを踏まえて評価するシステムの特許も取得しており、今後さまざまな企業と連携して実証実験を進め2025年春の正式リリースを目指すだろう。

商談サポートアプリの機能まとめ

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音声解析システムCONOOTO®について

音声解析システムCONOOTO®とは、企業の商談時における営業担当者と顧客の対話音声を録音・解析し、商談評価レポートを自動生成するシステムのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 独自の技術による商談音声の話者分離と評価
• タブレット内蔵マイクでの対話録音に対応
• オンライン・対面どちらの環境でも利用可能

博報堂ＤＹホールディングスのマーケティング・テクノロジー・センターとHuman-Centered AI Instituteは、2018年よりCONOOTO®技術の研究開発を続けている。対話のキャッチボール比率や話速、音声周波数などを観測し顧客の情動変化を推定することで、より効果的な営業活動の改善と効率化を実現するものだ。

商談サポートアプリに関する考察

商談サポートアプリによるAI音声解析の導入は、営業スタッフの育成と業務効率化の両面で大きな価値を持つことが期待できる。特にスタッフの商談力がブラックボックス化している現状において、AIによる客観的な評価と可視化は均質なスキル向上につながるだろう。商談メモの自動作成機能により業務時間の短縮も実現するはずだ。

一方で、AIによる音声解析と評価の精度向上が今後の課題となる可能性がある。商談内容の正確な理解や話者の感情分析など、高度な自然言語処理が要求される場面も多く、継続的な技術改善が必要になってくるだろう。システムの信頼性と使いやすさのバランスが重要になってくる。

今後は実証実験を通じて得られたフィードバックを基に、より実用的な機能の追加が期待される。特に業種や商談形態に応じたカスタマイズ機能や、蓄積されたデータを活用した商談改善提案など、AIならではの付加価値を提供できる可能性が高いだろう。商談の質的向上と効率化の両立を目指す取り組みから目が離せない。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「博報堂gmove、対面商談の評価や商談メモをAIで自動作成する商談サポートアプリの実証実験を開始 | 株式会社博報堂のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000931.000008062.html, (参照 25-01-10).

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