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SECURITY

公開：2025-01-11

XYZAがUSBデータ遮断アダプタUSB Data Shield 3.0を発売、急速充電対応で利便性向上

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• XYZAがUSBデータ遮断アダプタを新発売
• USB Data Shield 3.0で急速充電に対応
• 実売価格1,999円で全国販売を開始

XYZAが発売したUSB Data Shield 3.0の機能と特徴

XYZAは便利・ミニマルを商品開発のコンセプトに掲げ、USBポートのデータ通信を遮断するアダプタ「USB Data Shield 3.0」を2025年1月10日に発売した。このアダプタは空港やホテルなどの公共施設に設置されたUSBポートを使用する際のセキュリティを確保する用途を想定している。^[1]

USB Data Shield 3.0は最大250W（50V/5A）の入力に対応しており、QC2.0/3.0などの各種急速充電プロトコルをサポートしながらデータ通信を遮断することが可能だ。従来製品では5V1A程度の充電能力しかなかった課題が解消され、高速充電を維持したままセキュリティを確保できるようになっている。

本製品はUSB Aポートに対応したデータブロッカーとして、ジュースジャッキングからスマートフォンやノートPCを保護する機能を備えており、iOS/Android/Windowsデバイスで利用できる。機器のセキュリティ設定や充電ルールが特殊な場合は利用できない可能性があるものの、一般的な端末では問題なく使用可能となっている。

USB Data Shield 3.0の主な仕様まとめ

ジュースジャッキングについて

ジュースジャッキングとは、公共の充電ポートを介してモバイルデバイスのデータを不正に抽出したり、マルウェアを注入したりする攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• USBポートの電源供給とデータ通信の二重性を悪用する
• 公共施設の充電設備を標的にした攻撃が多発
• スマートフォンやタブレットなどの個人情報が狙われる

USB Data Shield 3.0のようなデータブロッカーは、充電機能を維持しながらデータ通信を物理的に遮断することで、ジュースジャッキングからデバイスを保護する仕組みを採用している。公共の充電ポートを利用する際に、このようなセキュリティ対策を講じることで、安全な充電環境を確保することが可能となっている。

USB Data Shield 3.0に関する考察

USB Data Shield 3.0が従来製品の課題であった充電速度の制限を解消したことは、セキュリティと利便性の両立という観点で大きな進歩となっている。特に急速充電への対応は、空港やホテルなどで時間的制約のある利用者にとって重要な機能であり、セキュリティ製品の実用性を大きく向上させる要因となるだろう。

今後の課題として、新しい充電規格や端末への対応が挙げられる。USB4やUSB-PDなど、より高度な充電技術が普及する中で、それらに対応したセキュリティ機能の拡充が必要となってくるはずだ。また、IoTデバイスの増加に伴い、より多様な機器での互換性確保も重要な検討事項となっている。

市場ニーズとしては、より小型化や耐久性の向上、さらには複数ポートへの対応なども期待されている。公共施設での使用を想定した場合、持ち運びやすさと堅牢性の両立が重要であり、製品の進化によってユーザビリティの向上が図られることを期待したい。

参考サイト

1. ^ XYZA Fukagawa Craft. 「USB-A急速充電対応ハッキング防止アダプター | XYZA Fukagawa Craft」. https://xyza.jp/?p=837, (参照 25-01-11).
2. Samsung. https://www.samsung.com/jp/

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