経済

ECONOMY

公開：2024-12-03

大和アセットマネジメントが世界テクノロジー株ファンドiFreePlus Zテック20を設定、NISA成長投資枠対象として2024年12月より運用開始

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 大和アセットマネジメントがNISA成長投資枠対象の新ファンドを設定
• 世界のテクノロジー関連企業から時価総額上位20銘柄に投資
• 2024年12月11日より運用開始でSBI証券など3社で取り扱い

大和アセットマネジメントの世界テクノロジー株ファンドiFreePlus Zテック20の設定

大和アセットマネジメントは世界のテクノロジー企業に投資する新ファンド「iFreePlus 世界トレンド・テクノロジー株（Zテック20）」を2024年12月11日に設定することを発表した。このファンドはNISA成長投資枠の対象商品として位置付けられており、日本を除く世界のテクノロジー関連企業の中から時価総額上位20銘柄に投資を行うものだ。^[1]

投資対象となる銘柄は時価総額に応じて投資比率が決定され、国や地域に起因するリスクが高いと判断される銘柄は除外される仕組みとなっている。ポートフォリオの見直しは原則として3月末と9月末に実施され、新規上場銘柄の組み入れも柔軟に検討されることになった。

取り扱い販売会社はSBI証券、楽天証券、マネックス証券の3社で展開される。ファンドの運用手法はルールベースを採用しており、シンプルかつ明確な基準に基づいて運用されることで、投資家にとってわかりやすい商品設計となっている。

iFreePlus Zテック20の投資スキームまとめ

iFreePlus Zテック20の詳細はこちら

ルールベース運用について

ルールベース運用とは、事前に定められた明確な基準やルールに基づいて投資判断を行う運用手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 客観的な基準に基づく投資判断
• 感情や主観に左右されない一貫性のある運用
• 運用プロセスの透明性が高く理解しやすい

iFreePlus Zテック20では時価総額という明確な基準を用いることで、投資家が運用内容を理解しやすい商品設計を実現している。また、定期的なポートフォリオの見直しと新規上場銘柄への対応により、市場環境の変化に応じた柔軟な運用が可能となっている。

iFreePlus Zテック20に関する考察

iFreePlus Zテック20は、NISA成長投資枠対象商品として個人投資家のニーズに応える商品性を備えている。時価総額上位20銘柄に投資を行う明確な運用方針は、投資初心者にも理解しやすい特徴となっており、長期投資を促進する可能性が高いだろう。

一方で、特定の地域や企業に投資が集中する可能性があるため、リスク分散の観点から懸念が生じる可能性もある。このリスクに対しては、投資家が自身のポートフォリオ全体のバランスを考慮しながら、適切な投資配分を検討することが重要となるだろう。

今後は、新興テクノロジー企業の台頭や市場環境の変化に応じて、柔軟な銘柄入れ替えが求められる。ルールベース運用の特性を活かしつつ、市場の構造変化にも対応できる運用体制の構築が期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「iFreePlus 世界トレンド・テクノロジー株（Zテック20）設定のお知らせ | 大和アセットマネジメント株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000066.000118152.html, (参照 24-12-03).

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