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エレコムがカードサイズの30W対応モバイルバッテリー2製品を発表、10000mAhの大容量でスマートフォンからノートPCまで対応可能に

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • エレコムがカードサイズのモバイルバッテリー2製品を発売
  • 最大30W出力対応で10000mAhの大容量を実現
  • USB Type-C×2モデルとType-A/C混在モデルをラインナップ

エレコムの新型モバイルバッテリー発売について

エレコム株式会社は2025年1月7日、カードサイズのコンパクトなモバイルバッテリー2製品の発売を発表した。USB Power Delivery対応の高出力30Wを実現し、10000mAhの大容量バッテリーを搭載することで、スマートフォンやタブレット、ノートパソコンまで幅広いデバイスの充電に対応している。[1]

新製品のラインナップは、USB Type-CポートとUSB Type-Aポートを各1基搭載する「DE-C69L-10000」と、USB Type-Cポートを2基搭載する「DE-C70L-10000」の2モデルとなっている。市場想定価格はDE-C69L-10000が5680円、DE-C70L-10000が6280円に設定されており、1月中旬の発売を予定している。

両モデルともに本体サイズは約58×26.5×81.5mmとクレジットカードとほぼ同じ大きさを実現し、重量は約190gに抑えられている。4段階のLEDによる残量表示機能や、本体とスマートフォンを同時に充電できる「まとめて充電」機能も搭載し、携帯性と使い勝手を両立している。

モバイルバッテリー2製品の仕様まとめ

DE-C69L-10000 DE-C70L-10000
出力ポート USB Type-C×1、Type-A×1 USB Type-C×2
最大出力 30W(単体)、15W(2ポート同時) 30W(単体)、15W(2ポート同時)
バッテリー容量 10000mAh 10000mAh
市場想定価格 5680円 6280円

USB Power Deliveryについて

USB Power Deliveryとは、USB Type-C端子を利用した急速充電の規格であり、最大電力や電圧を機器間で自動的にネゴシエーションする特徴がある。以下のような主要な特徴を持っている。

  • 最大100Wまでの高出力充電に対応
  • 機器の状態に応じて最適な電圧と電流を自動選択
  • 双方向の電力供給が可能で柔軟な充電が実現可能

このUSB Power Delivery規格により、エレコムの新型モバイルバッテリーは最大30Wの出力を実現し、スマートフォンからノートパソコンまで幅広いデバイスの充電に対応することが可能になっている。USB Type-C端子の普及に伴い、この規格の重要性は今後さらに高まっていくことが予想される。

コンパクトモバイルバッテリーに関する考察

エレコムがカードサイズながら30Wの高出力を実現したことは、モバイルバッテリー市場において大きな技術革新といえるだろう。従来のハイパワーモバイルバッテリーは大型化が避けられなかったが、小型化と高出力を両立することで、ビジネスユーザーを中心に幅広い需要が見込まれる。

今後の課題としては、さらなる小型軽量化と出力向上の両立が挙げられる。バッテリー技術の進化により、現在の10000mAhという容量を維持しながら、さらなる小型化や軽量化が期待される。また、将来的には無線充電への対応など、新たな機能の追加も検討の余地があるだろう。

長期的な展望として、環境負荷の低減も重要な課題となっている。リサイクル可能な材料の使用拡大や、製品寿命の延長などを通じて、サステナビリティへの取り組みを強化することが求められる。エレコムには、技術革新とともに環境配慮型の製品開発にも注力してほしい。

参考サイト

  1. ^ ELECOM. 「コンパクトモバイルバッテリー(10000mAh/30W)」. https://www.elecom.co.jp/products/DE-C70L-10000BK.html, (参照 25-01-11).

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