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公開：2025-01-16

Vectra AIが17か国でAIとサイバーセキュリティ人材育成の奨学金プログラムを開始、次世代人材の発掘と育成を加速

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Vectra AIが17か国で奨学金プログラムを開始
• 最優秀賞は1万米ドルの賞金と専門家の指導を提供
• 高校生から大学院生までがAIとサイバーセキュリティについて提案

Vectra AI、世界17か国で次世代育成プログラムを始動

Vectra AI Japan株式会社は、AIとサイバーセキュリティ分野における次世代人材の育成を目的とした奨学金プログラムを2025年1月15日に開始した。このプログラムは世界17か国の高校生、大学生、大学院生を対象とし、AIを活用したサイバーセキュリティの革新的なアイデアを募集している。^[1]

サイバーセキュリティ分野では巧妙な脅威の台頭とハイブリッド攻撃が拡大し、熟練した専門家の需要と供給のギャップが広がり続けている。Vectra AI奨学金プログラムは、AIや機械学習技術を活用してサイバー攻撃に対抗するための専門知識を持つ次世代人材の育成を支援する。

応募者はAI、機械学習、サイバーセキュリティに関する英語のエッセイまたは研究企画書を提出することが求められる。Vectra AIは応募者のアイデアについて、サイバーセキュリティ業界への潜在的な影響や独自性、実世界での応用可能性などを審査基準として評価を行うだろう。

Vectra AI奨学金プログラムの概要

Vectra AI奨学金プログラムの詳細はこちら

ハイブリッド攻撃について

ハイブリッド攻撃とは、複数の攻撃手法を組み合わせて行われるサイバー攻撃のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 複数の攻撃ベクトルを組み合わせて標的を攻撃
• 従来の単一の防御策では対応が困難
• AIや機械学習による検知と対応が必要

Vectra AIはAIを活用した拡張検知とレスポンス技術により、高度化するハイブリッド攻撃への対策を提供している。MITRE D3FENDにおける最多のベンダーリファレンスを持ち、世界中の組織がハイブリッド攻撃者のスピードと規模に合わせて対応するためにVectra AIプラットフォームを活用している。

Vectra AI奨学金プログラムに関する考察

Vectra AI奨学金プログラムの開始は、サイバーセキュリティ分野における人材不足の解消に向けた重要な一歩となる可能性が高い。特に高校生から大学院生までを対象としている点は、早期からの専門人材の発掘と育成という観点で評価できるだろう。

一方で、応募者に英語でのエッセイや研究企画書の提出を求めている点は、非英語圏の学生にとって参加のハードルとなる可能性がある。プログラムの真のグローバル展開を実現するためには、将来的に複数言語での応募受付や、翻訳サポートの提供なども検討する必要があるだろう。

今後は単なる奨学金の提供にとどまらず、受賞者同士のネットワーキングや、実際のプロジェクトへの参加機会の提供なども期待される。AIとサイバーセキュリティの分野でグローバルな人材エコシステムを構築することで、より効果的な人材育成が実現できるはずだ。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「Vectra AI、日本を含む世界17か国を対象に、AIとサイバーセキュリティ分野の次世代人材を育成する奨学金プログラムを開始 | Vectra AI Japan株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000035.000108014.html, (参照 25-01-16).

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