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公開：2025-01-13

JR西日本とJR西日本テクシアがWebサイトで定期券購入が可能なiCONPASSを開始、地域交通の利便性向上へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• JR西日本とJR西日本テクシアがiCONPASSを開始
• Webサイトから手持ちのICOCAで定期券購入が可能に
• 三岐鉄道を皮切りに50社局以上に展開予定

JR西日本のICOCA Web定期券サービス「iCONPASS」開始

JR西日本とJR西日本テクシアは、バス・地域鉄道向けICOCAの新サービスとして、専用Webサイトで定期券を購入できるICOCA Web定期券サービス「iCONPASS」を2025年1月15日から提供開始する。このサービスにより、Webサイト上で手持ちのICOCAのID情報を登録することでバス・地域鉄道会社の定期券が購入可能となり、窓口に行かずに定期券の入手が実現可能となった。^[1]

iCONPASSでは、クレジット決済だけでなくコンビニでの現金決済も可能で、定期券の新規購入に加えて払い戻しや継続購入もWebサイト上で実行できるようになる。さらに購入した定期券の情報や購入履歴、領収書はマイページから確認が可能で、通学定期券等の証明書が必要な定期券についても、通学証明書等の画像をアップロードすることで購入が可能となる。

JR西日本とJR西日本テクシアは、2021年春より展開を開始したバス・地域鉄道向けICOCAシステムを今年度末までに50社局を超えるバス及び鉄道事業者等に拡大する予定だ。iCONPASSの導入事業者も順次拡大し、伊予鉄道、伊予鉄バス、広島バス、広島交通、JRバス中国などでも導入が進められる。

iCONPASSの機能まとめ

ICOCAについて

ICOCAとは、JR西日本が提供する交通系ICカードのことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• JR西日本エリアの鉄道やバスで利用可能な交通系ICカード
• 全国相互利用サービスに対応し、他社の交通系ICカードとの相互利用が可能
• 電子マネー機能を搭載し、加盟店での買い物にも利用可能

ICOCAは2003年のサービス開始以来、関西圏を中心に利用が拡大し、現在では地域の公共交通機関との連携も進んでいる。今回のiCONPASSの導入により、ICOCAの利便性がさらに向上し、バス・地域鉄道の利用促進にも寄与することが期待される。

iCONPASSに関する考察

iCONPASSの導入により、利用者は窓口での待ち時間が解消され、24時間いつでも定期券の購入や更新が可能になるという利点がある。特に通勤・通学で定期的に利用する人々にとって、スマートフォンやPCから手軽に定期券の手続きができることは大きな利便性の向上となるだろう。

一方で、高齢者などデジタル機器の操作に不慣れな利用者に対するサポート体制の整備が課題となる。今後はユーザーインターフェースの改善や、操作方法の丁寧な説明、コールセンターの充実など、きめ細かいサポートの提供が必要となってくるだろう。

将来的には、MaaSの発展に合わせて、複数の交通機関を組み合わせた新しい定期券商品の開発や、利用データの分析による最適な定期券プランの提案など、さらなるサービスの拡充が期待される。ICOCAを活用したシームレスな移動体験の実現に向け、今後の展開から目が離せない。

参考サイト

1. ^ JR西日本. 「～バス・地域鉄道向け ICOCA 新サービス導入～ICOCA Web 定期券サービス「iCONPASS」開始」. https://www.westjr.co.jp/press/article/items/250110_00_press_iconpass.pdf, (参照 25-01-13).

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