アドバンテックがUbuntu Pro for Devicesを89機種に展開、10年保証のセキュアOSで産業用途に対応

PR TIMES より
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記事の要約
- アドバンテックがUbuntu Pro for Devicesのバンドル販売を開始
- 10年間のセキュリティアップデートを提供するOSを89機種に対応
- デバイス管理ツールAdvantechPowerSuiteを無償提供
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アドバンテックがUbuntu Pro for Devicesの提供を開始
アドバンテック株式会社はCanonical社とライセンス契約を締結し、IoT/組込み向けOS「Ubuntu Pro for Devices」のバンドル販売とプリインストールサービスを2025年1月10日より開始した。エッジコンピューティングデバイス89機種を対象に10年間のセキュリティアップデートを提供することで、産業分野やスマートシティ、ロボティクスなど幅広い分野での活用が期待される。[1]
Ubuntu Pro for Devicesは25,000以上のセキュリティメンテナンスパッケージを提供し、Livepatch機能によってシステムの再起動なしにカーネルパッチを適用することが可能となっている。組込み用OSの総合管理ツールとしてAdvantechPowerSuiteも無償で提供され、OSのカスタマイズや管理機能が強化されることになった。
アドバンテックは現在89機種のエッジコンピューティングデバイスでプリインストールサービスを展開しており、今後もドライバーや自社の組込みユーティリティを適用することで対象機種の拡充を進めていく方針だ。産業用BOX PCや産業用マザーボード、サーバボードなど、幅広い製品ラインナップで本サービスが利用可能となっている。
Ubuntu Pro for Devicesの機能比較
機能 | Ubuntu Pro for Device | Ubuntu Classic LTS |
---|---|---|
セキュリティパッケージ | 25,000以上・10年間自動配布 | 2,300以上・5年間自動配布 |
システム管理 | Landscapeによる10年間の管理対応 | 管理機能なし |
Livepatch機能 | 自動アップデート対応 | 非対応 |
FIPS暗号化対応 | 対応 | 非対応 |
価格プラン | プロセッサ別4段階 | 単一プラン |
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Livepatchについて
Livepatchとは、システムの稼働を継続したままカーネルの更新を可能にする技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。
- システム再起動不要でのセキュリティパッチ適用
- クリティカルな脆弱性への迅速な対応
- システムのダウンタイムを最小限に抑制
Ubuntu Pro for Devicesに搭載されたLivepatch機能により、重要なカーネルパッチの適用をシステムの再起動なしで実行することが可能となった。産業用システムやIoTデバイスなど、継続的な稼働が求められる環境において、セキュリティ対策と可用性の両立を実現している。
参考サイト
- ^ PR TIMES. 「IoT/組込み向け OS「Ubuntu Pro for Devices」のバンドル販売とプリインストールサービスを開始 | アドバンテック株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000146.000073476.html, (参照 25-01-11).
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