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公開：2025-01-16

パーソルエクセルHRパートナーズがベトナムに現地法人を設立、組み込みソフトエンジニアの採用強化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• パーソルエクセルHRパートナーズがベトナムに現地法人を設立
• 2028年までにベトナム人エンジニアの採用を倍増へ
• ハノイ工科大学と連携し組み込みソフト人材を育成

パーソルエクセルHRパートナーズのベトナム展開強化

パーソルエクセルHRパートナーズは組み込みソフトウェアエンジニアの需要拡大に対応するため、2024年11月20日にベトナムハノイ市に現地法人を設立した。同社はこれまでに電機、自動車、半導体などのメーカー企業向けに200名以上のベトナム人エンジニアを提供してきた実績があり、2025年3月14日に開所式を執り行う予定である。^[1]

経済産業省の調査によると2030年にはIT人材が最大約79万人不足すると予測されており、特に組み込みソフトウェア開発の分野で人材確保が急務となっている。パーソルエクセルHRパートナーズは2017年からベトナムエンジニアの採用・来日特定派遣事業を開始し、2022年にはハノイ工科大学との提携を結び日本語教育と就職支援に取り組んでいる。

現地法人設立の背景には、日本語力要件を満たす人材の不足や帰国後のキャリアパス提供といった課題がある。新会社では現地採用とスキル育成事業を展開し、2028年までにソフトウェアエンジニアの採用人数を倍増させる方針を打ち出している。

ベトナム現地法人の概要まとめ

組み込みソフトウェアについて

組み込みソフトウェアとは、特定の機器に組み込まれて動作するプログラムのことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 搭載ハードウェアによる制約を考慮した開発が必要
• リアルタイム処理への対応が求められる
• IoTやスマートデバイスの普及により需要が拡大

パーソルエクセルHRパートナーズは、ハノイ工科大学と連携して組み込みソフトウェア開発人材の育成を進めている。同大学では日本や世界の需要を見込んで組み込み・IoT学科を新設するなど、実践的な技術教育と日本語教育を組み合わせた人材育成に注力している。

ベトナム現地法人設立に関する考察

パーソルエクセルHRパートナーズのベトナム現地法人設立は、日本のIT人材不足に対する具体的な解決策として評価できる。現地での採用活動と日本語教育を一体化させることで、より多くの優秀なエンジニアを確保できる可能性が高まるだろう。

一方で、日本語力の向上や日本の開発現場との文化的な違いへの対応が課題となる可能性がある。ブリッジエンジニアの育成と配置により、これらの課題に対処することが求められるだろう。

長期的な視点では、ベトナムでの開発拠点としての機能も期待される。現地でのキャリアパスを提供することで、より多くの優秀な人材を確保できる可能性があり、日越両国のIT産業発展に寄与することが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「【パーソルエクセルＨＲパートナーズ】国内でのソフトウェアエンジニア採用とスキル育成事業を展開 2025年１月より、ベトナム現地法人の営業を開始 | パーソルテンプスタッフ株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000318.000071141.html, (参照 25-01-16).
2. 経済産業省. https://www.meti.go.jp/index.html

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