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電通総研が自治体向けminnect AIアシストでGemini対応を開始、マルチモーダル処理とプロンプト支援機能を実装

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 電通総研が自治体向け生成AIサービスの新版を発表
  • LGWANで利用可能なGoogleのGeminiに新たに対応
  • プロンプト作成支援機能など新機能を搭載

電通総研の自治体向け生成AIサービスがGeminiに対応し機能を拡充

株式会社電通総研は2025年1月15日、LGWANで利用可能な自治体向け生成AIサービス「minnect AIアシスト」において、GoogleLLM「Gemini」に対応した新版の提供を開始すると発表した。従来のChatGPTGPT-4oやGPT-4o miniに加え、新たにGeminiが利用可能となり、業務に応じた最適なLLMの選択が可能になっている。[1]

新版では、PDFファイルや画像、音声ファイルなどのマルチモーダルな入力に対応し、通達文書の理解補助や想定FAQの自動作成、手書き文字のテキスト化と要約、画像の説明生成などが可能になった。また議会答弁のテキスト化と要約機能により、自治体職員の業務効率化を強力に支援する体制が整備された。

さらに、独自開発のメタプロンプト機能を新たに搭載し、ユーザーの意図を記述するだけで最適なプロンプトを自動生成する機能を実現した。この機能により、プロンプトの作成に不慣れな職員でも生成AIを効果的に活用できるようになり、28の自治体での導入実績をさらに拡大する体制が整っている。

minnect AIアシストの新機能まとめ

LLMの拡充 マルチモーダル対応 プロンプト支援
主な機能 Geminiの追加対応 PDF・画像・音声処理 メタプロンプト機能
活用例 最適なAIモデル選択 文書理解・テキスト化 プロンプト自動生成

LLMについて

LLM(Large Language Model)とは、大規模な言語モデルの略称で、膨大なテキストデータを学習することで人間のような自然言語処理を実現する AI技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 大規模なデータセットを用いた事前学習による高度な言語理解
  • 文章生成や質問応答など多様なタスクへの対応
  • マルチモーダルな入力処理による総合的な情報理解

minnect AIアシストでは、GoogleのGeminiやOpenAIのGPT-4oなど複数のLLMを採用することで、自治体業務に最適な言語処理を実現している。これにより、文書作成や情報整理、質問応答など、幅広い業務シーンでの活用が可能となり、行政のデジタル化を強力に推進する基盤となっている。

参考サイト

  1. ^ . 「電通総研、LGWANで利用可能な自治体向け生成AIサービス「minnect(ミネクト) AI アシスト」の最新バージョンを提供開始 | お知らせ | 電通総研」. https://www.dentsusoken.com/news/topics/2025/0115.html, (参照 25-01-16).
  2. Google. https://blog.google/intl/ja-jp/

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