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公開：2025-01-17

MicrosoftがMicrosoft 365にCopilotを統合、年額6400円の値上げとAIクレジット制を導入

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• Microsoft 365にCopilotが統合され価格改定を実施
• Personal・Familyとも年額6400円の値上げを実施
• PersonalとFamilyの年額プランが新価格で提供開始

Microsoft 365の価格改定とCopilot統合の詳細

米Microsoftは2025年1月16日、個人向けMicrosoft 365（PersonalおよびFamily）へのCopilot統合と価格改定を発表した。Microsoft 365の価格改定は2013年のサービス開始以来初めての実施となり、日本では年額プランで6400円の値上げが実施され、PersonalとFamilyの価格がそれぞれ年額2万1300円と2万7400円になっている。^[1]

Microsoft 365の価格改定に伴い、WordやExcel、PowerPointなどのOfficeアプリ内でCopilotを従量制で利用できるようになった。Copilotの利用には毎月60個のAIクレジットが付与され、Copilot Proサブスクリプションがなくても基本的な機能を活用できる仕組みが整備されている。

既存のMicrosoft 365ユーザーに対しては、次回の更新時まで現行価格が維持される措置が取られている。また期間限定でCopilot機能を含まないクラシックプランも提供され、価格据え置きで従来のサービスを継続利用できる選択肢も用意された。

Microsoft 365の新プラン概要

Copilotについて

Copilotとは、MicrosoftがOfficeアプリに統合したAIアシスタント機能のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• AIによる文書作成や編集の支援機能を提供
• 自然言語での指示によりOfficeアプリを操作可能
• データ分析や資料作成の効率化をサポート

Microsoft 365に統合されるCopilotは、AIクレジット制を採用することで従量制での利用が可能になっている。月60個のAIクレジットが提供され、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNoteなどのアプリケーションでAI機能を活用できるようになった。

Microsoft 365の価格改定に関する考察

Microsoft 365の価格改定は、AIアシスタント機能の統合という付加価値の提供と引き換えに実施されたものであり、ユーザーにとってはコストアップの要因となっている。しかし、Copilotの統合により生産性の向上が期待でき、特に文書作成やデータ分析などの業務効率化につながる可能性が高いだろう。

価格改定に伴う課題として、既存ユーザーの契約更新時の対応や、AIクレジットの利用制限による機能制約が挙げられる。ただし、クラシックプランの提供により、従来のサービス利用を継続したいユーザーへの配慮もなされており、段階的な移行が可能な仕組みが用意されている。

長期的には、AIアシスタント機能の進化によって、個人ユーザーの生産性向上や創造性の拡大が期待できる。Microsoftには、AIクレジットの柔軟な運用や機能の拡充など、ユーザーニーズに応じたサービス改善を継続的に行うことが求められるだろう。

参考サイト

1. ^ Microsoft 365. 「Copilot is now included in Microsoft 365 Personal and Family | Microsoft 365 Blog」. https://www.microsoft.com/en-us/microsoft-365/blog/2025/01/16/copilot-is-now-included-in-microsoft-365-personal-and-family/, (参照 25-01-17).

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