公開:

日立ソリューションズが車載ソフトウェア開発向けの循環型テスト自動化ソフトウェアを発表、SDV開発の効率化に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)


記事の要約

  • 日立ソリューションズがモデルベース開発ソリューションを拡充
  • 循環型テスト自動化ソフトウェアを新たに提供開始
  • 車載ソフトウェアの開発効率化とテスト自動化を実現

日立ソリューションズが車載ソフトウェア開発支援の新製品を発表

日立ソリューションズは2025年1月15日、SDV向けの車載ソフトウェア開発をトータルで支援する「モデルベース開発ソリューション」の機能を拡充し、新たに「循環型テスト自動化ソフトウェア」の提供を開始すると発表した。車載ソフトウェアの開発において、シミュレーションテストの自動化が進む一方で膨大なテストに必要な情報や結果の管理は人手のままで煩雑化している現状に対応するものである。[1]

新たに提供される循環型テスト自動化ソフトウェアは、モデルベース開発に用いられる複数のツール間をAPI接続することで、テスト実行から結果解析、結果保存までを自動化する機能を実現している。シミュレーション環境やテストシナリオ、パラメーターなどの情報を一元管理する機能に加え、レグレッションテストに必要なパラメーター修正も自動で行うことで、テスト結果の再現性を確保している。

開発者がプロジェクト管理ツールにシミュレーション環境やテストシナリオ、パラメーターなどの情報を登録すると、本ソフトウェアは時系列データ自動テストソフトウェアで設定されたシナリオに基づき、シミュレーション環境を起動してテストを実行する。テスト結果までが一元管理されることで、開発者は情報を探す手間が省け、テストシナリオの再利用も容易になっている。

循環型テスト自動化ソフトウェアの特徴まとめ

項目 詳細
提供開始日 2025年1月16日
対象製品 モデルベース開発ソリューション
主な機能 テスト実行から結果解析、結果保存までの自動化
価格 個別見積もり
動作環境 Windows10 (64ビット版のみ)

SDVについて

SDV(Software Defined Vehicle)とは、ソフトウェアによって自動車の機能がアップデートされることを前提に設計・開発された車のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • ソフトウェアによる機能のアップデートが可能
  • 大規模かつ複雑な車載ソフトウェアの開発が必要
  • モデルベース開発による効率的な開発手法の採用

車載ソフトウェア開発においては、自動運転や電気自動車、コネクテッドカーなどの普及によりSDV化が加速している現状がある。上流工程での設計不備を早期に発見し修正できるモデルベース開発は、SDVに向けた車載ソフトウェア開発の効率性、柔軟性、品質向上に欠かせない主流な開発手法となっているのだ。

参考サイト

  1. ^ 株式会社日立ソリューションズ. 「SDVにおけるシミュレーションテスト環境を自動化する新製品を提供開始|株式会社日立ソリューションズ」. https://www.hitachi-solutions.co.jp/company/press/news/2025/0115.html, (参照 25-01-20).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧
アーカイブ一覧
ソフトウェアに関する人気タグ
ソフトウェアに関するカテゴリ
ブログに戻る

コメントを残す

コメントは公開前に承認される必要があることにご注意ください。