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公開：2025-01-22

AIBTRUSTが医療情報返却システムのヘルスインタビューとメディレコをリリース、WEB3.0技術とFHIR規格で患者中心の医療データ管理を実現

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• AIBTRUSTが医療情報返却システムをリリース
• マイナンバーカードで本人確認が可能に
• FHIR規格に対応した医療機関向けソリューション

AIBTRUSTの医療情報返却システムヘルスインタビューとメディレコ

AIBTRUST株式会社は医療機関から患者に医療情報を安全に返却できるシステム「ヘルスインタビュー」と返却された情報を患者が管理できるスマートフォンアプリ「メディレコ」を2025年1月21日にリリースした。このシステムは厚生労働省が2025年4月より開始する医療等分野情報連携基盤に準拠したFHIR規格を採用し、医療機関が指定した範囲で患者本人に医療情報を返却することが可能だ。^[1]

ヘルスインタビューはDX機能としてWEB問診機能やAIリソース予約機能を含む多彩なサービスを提供することで、診察および受付業務の効率化と患者満足度や医療の質の向上を実現する。メディレコは返却された医療情報をスマートフォンで簡単に管理でき、将来的には医療情報の流通または個人販売によって患者自身が収益を得ることが可能になるだろう。

両サービスはWEB3.0技術を活用したTRUSTデータ連携基盤とスマートコントラクト分配技術を採用している。AIBTRUSTは大阪大学山田憲嗣先生のグループで開発された2つの特許取得済み技術を利用した事業を行うために設立された阪大発ベンチャーであり、2024年10月31日にOUVCより資金調達を実施した。

ヘルスインタビューとメディレコの機能まとめ

AIBTRUSTの詳細はこちら

FHIRについて

FHIRとは「Fast Healthcare Interoperability Resources」の略称で、医療情報システム間での相互運用性を確保するための標準規格である。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 医療データの標準化された形式での共有が可能
• RESTful APIベースの modern な実装方式
• 医療システム間の相互運用性を実現

FHIRは2025年4月より厚生労働省が開始する医療等分野情報連携基盤において採用される規格として指定されており、AIBTRUSTのヘルスインタビューもこのFHIR規格に対応している。医療機関同士で基本4情報を共有する際にFHIR形式での連携が必須となり、医療情報の標準化と効率的な共有を実現するだろう。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「マイナンバー本人確認（デジタル認証アプリ）、WEB3.0を活用した医療情報返却システム「ヘルスインタビュー」「メディレコ」阪大発ベンチャーからリリース | AIBTRUST株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000142041.html, (参照 25-01-22).
2. 厚生労働省. https://www.mhlw.go.jp/index.html

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