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日立産機システムが温度×時間センシングインクを用いた食品品質可視化ソリューションを発表、商品価値向上と廃棄ロス低減に向け本格展開へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

日立産機システムが温度×時間センシングインクを用いた食品品質可視化ソリューションを発表、商品価値向上と廃棄ロス低減に向け本格展開へ

PR TIMES より


記事の要約

  • 日立産機が食品品質可視化ソリューションを提供開始
  • 温度×時間センシングインクで品質情報を可視化
  • 商品価値向上と廃棄ロス低減に貢献する新技術

温度×時間センシングインクによる食品品質可視化ソリューション

株式会社日立産機システムは、温度と経過時間の積算値で変色する温度×時間センシングインクを活用した食品品質可視化ソリューションの有償サンプル提供を2025年1月23日より開始した。このソリューションは従来の温度ロガーと比較して安価で電源不要であり、設置や確認が容易で回収も不要となるため、サプライチェーン全体での温度測定を効率化することが可能になる。[1]

温度×時間センシングインクは株式会社日立製作所研究開発グループが開発した技術で、低温環境ではゆっくりと、高温環境では早く変色する特性を持つ。一度変化した色は元に戻らない不可逆性を有しており、出荷後の平均温度や積算温度を把握することで食品の品質管理に活用できるようになった。

このソリューションは温度×時間センシングラベルと品質可視化アプリで構成されており、ラベルには温度×時間センシングインクで印刷されたマークと食品を特定する二次元コードが印刷されている。品質可視化アプリで読み取ることで熟し具合などの品質情報がリアルタイムに確認できるようになる。

食品品質可視化ソリューションの機能まとめ

項目 詳細
主な構成要素 温度×時間センシングラベル、品質可視化アプリ
インクの特徴 温度による変色速度の調整、不可逆性の保持
対応温度帯 低温から常温領域まで対応
品質管理機能 出荷後の平均温度・積算温度の把握が可能
利用メリット 安価、電源不要、設置・確認が容易、回収不要
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積算温度について

積算温度とは、温度と経過時間を掛け合わせた値のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • 食品の熟成度合いを数値化して管理可能
  • 品質管理における重要な指標として活用
  • 温度と時間の関係性を一元的に把握

青果物の品質管理において積算温度は重要な指標となっており、例えばメロンの熟し具合を予測する際に活用されている。温度×時間センシングインクを用いた実証実験では、積算温度とメロンの熟し具合に比例関係があることが確認され、食品の品質管理における有効性が実証されている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「温度×時間センシングインクを用いた食品品質可視化ソリューション提供開始 | 株式会社日立産機システムのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000002.000150452.html, (参照 25-01-25).

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