IoT

アイオーティー

公開：2025-01-28

東京高専がロボット教育研究会を開催、デジタルツインを活用した産学連携ロボットSIer教材を紹介

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 東京高専がロボット教育研究会を開催し18高専から30名が参加
• デジタルツインを活用した産学連携ロボットSIer教材を紹介
• ロボット統合開発環境Choreonoidの教育応用について講演

東京高専のロボット・サイバーフィジカルシステム教育研究会

東京工業高等専門学校は2024年12月24日にソニーシティ大崎「BRIDGE TERMINAL」でロボット教育研究会を開催した。全国の国立高専51校のうち18高専から30名の参加があり、ロボット・サイバーフィジカルシステム教育に関する関心の高さが示されている。^[1]

東京高専は2023年度よりソニー・インタラクティブエンタテインメントtoio事業推進室シニアマネジャーの田中章愛氏の協力を仰ぎ、機械工学科准教授原口大輔が開発した教材のアップデートを実施している。デジタルツインを活用した産学連携ロボットSIer教材の紹介として、事例も含めた説明が行われたのだ。

豊橋技術科学大学次世代半導体・センサ科学研究所(IRES²)教授の垣内洋平氏が講演を行い、ロボット統合開発環境Choreonoidを用いたロボットプログラミング環境構築とその教育研究応用について解説した。産業界からの需要が予想されるロボット・サイバーフィジカルシステムの高専教育への導入について、活発な議論が展開されている。

ロボット教育研究会の開催概要

東京高専の詳細はこちら

デジタルツインについて

デジタルツインとは、現実世界の物理的なシステムをデジタル空間上で再現する技術のことを指しており、主な特徴として以下のような点が挙げられる。

• 物理的なシステムのデータをリアルタイムで収集・分析が可能
• シミュレーションによる予測や最適化が実現可能
• 実世界とデジタル世界の同期による効率的な制御が可能

東京高専では田中章愛氏の協力のもと、デジタルツインを活用した産学連携ロボットSIer教材の開発を進めている。このような取り組みは、産業界で求められるロボット・サイバーフィジカルシステムの教育において重要な役割を果たすことが期待されている。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「東京高専ロボット教育研究会『ロボット・サイバーフィジカル教育の可能性』を開催 | 独立行政法人国立高等専門学校機構のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000441.000075419.html, (参照 25-01-28).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「IoT」に関するコラム一覧「IoT」に関するニュース一覧