DX

ディーエックス

公開：2025-01-28

高知県黒潮町がBizRobo!導入で業務効率化を実現、13業務の自動化で1,400時間の余力を創出

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• 高知県黒潮町がBizRobo!の活用で1,400時間の余力を創出
• RPAによる13業務の自動化で業務効率化を実現
• 住民サービス強化とペーパーレス化も同時に達成

黒潮町のBizRobo!導入による業務効率化の成果

オープン株式会社は、高知県黒潮町がRPAツール「BizRobo! mini（ガバメントライセンス）」を2022年10月に導入し業務効率化を実現したことを2025年1月27日に発表した。黒潮町は190人の職員が勤務する町役場において、2022年度から「黒潮町デジタル化推進計画」を始動し、庁内全15課室から153件の課題を抽出している。^[1]

黒潮町はBizRobo!の導入により、勤怠管理や債権者登録、人口統計など合計13業務でソフトウェアロボットを稼働させ、累計およそ1,400時間相当の人的リソースを創出した。RPAの導入により、勤怠管理業務における打刻漏れの確認頻度が月1回から週1回に強化され、作業時間の最大98％を削減する成果を達成している。

住民サービスの強化にもRPAが活用され、来庁時の書類記入を省力化する「書かない窓口」の体制構築にBizRobo!が採用された。次年度からは外注も適宜活用する方針とし、情報推進係と現場職員の作業分担によるRPA開発で、着実に業務負担を減らす計画を立てている。

黒潮町のBizRobo!導入効果まとめ

BizRobo!の詳細はこちら

RPAについて

RPAとは「Robotic Process Automation」の略称であり、ソフトウェアロボットを使用してデジタル作業を自動化する技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

• 定型的な業務プロセスを自動化し人的リソースを創出
• 人為的ミスの削減とデータ処理の正確性向上
• 既存システムを変更せずに業務効率化が可能

黒潮町ではRPAツールBizRobo! miniを活用し、勤怠管理における打刻漏れの確認や債権者登録業務、人口統計業務など13の業務で自動化を実現している。RPAの導入により作業時間の最大98%削減を達成し、職員の業務負担軽減に大きく貢献している。

黒潮町のRPA活用に関する考察

黒潮町のRPA導入成功の背景には、デジタル推進係と情報推進係による段階的な推進体制の構築がある。RPAの導入により業務効率化と住民サービスの向上を同時に実現できているが、今後は職員のデジタルスキル向上や業務プロセスの標準化がさらなる課題となるだろう。

自治体業務のデジタル化において、システム開発に比べて低コストで実装可能なRPAの活用は有効な選択肢となっている。今後は外注の活用も視野に入れた柔軟な開発体制の構築と、現場職員の業務知識を活かした効率的なRPA開発の両立が求められるだろう。

RPAの活用範囲は今後さらに拡大し、より複雑な業務への対応も期待される。黒潮町の成功事例は、他の自治体にとってもRPA導入の参考となり、行政のデジタル化推進における重要なモデルケースとなる可能性が高い。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「高知県黒潮町がBizRobo!を庁内13業務に活用し、1,400時間相当の余力創出を達成 | オープン株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000328.000011515.html, (参照 25-01-28).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「DX」に関するコラム一覧「DX」に関するニュース一覧