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DataLabsの3次元配筋検査システムModelyが配筋検査システムとして唯一のNETIS-VE技術認定を取得、建設現場のDX推進に貢献

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

DataLabsの3次元配筋検査システムModelyが配筋検査システムとして唯一のNETIS-VE技術認定を取得、建設現場のDX推進に貢献

PR TIMES より


記事の要約

  • DataLabsのModelyがNETIS-VE技術に認定される
  • 3次元配筋検査システムとして唯一の認定取得
  • 工事成績評定で加点措置が講じられる活用促進技術に選定

DataLabsの3D配筋検査システムModelyがNETIS-VE技術認定を取得

DataLabs株式会社は、3次元配筋検査システム「Modely」が国土交通省新技術情報提供システム(NETIS)においてVE技術認定を2025年1月28日に取得したことを発表した。点群データを活用した3次元配筋検査システムとしての認定は「Modely」が唯一であり、新規登録番号は「CB-230008-VE」となっている。[1]

ModelyはLiDAR付きiPadでスキャンした鉄筋の点群データをアップロードし、検査範囲を指定するだけで鉄筋を自動検出してモデル化する機能を備えており、鉄筋本数や間隔などの検査項目を自動計測して帳票を作成することが可能だ。施工者と発注者間でクラウド上のデータ共有による遠隔管理にも対応している。

新技術活用評価会議における評価では、「環境」項目が「従来技術と同等」、その他の項目は全て「従来技術より優れる」と判定された。評価者の73%が「今後も活用したい」、27%が「活用を検討したい」と回答しており、全ての評価者から今後の活用継続への期待が示されている。

Modely機能の評価結果まとめ

評価項目 評価結果
経済性 従来技術より優れる
工程 従来技術より優れる
品質・出来形 従来技術より優れる
安全性 従来技術より優れる
施工性 従来技術より優れる
環境 従来技術と同等

NETISについて

NETISとは、「New Technology Information System」の略称で、国土交通省が運用する新技術に関する情報を共有・提供するためのデータベースシステムである。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 新技術の情報共有と提供を目的としたデータベース
  • 国土交通省による運用・管理
  • 建設現場の技術革新促進に貢献

NETISに登録された技術の中でも特に有用とされるものは「活用促進技術」として選定され、工事成績評定での加点措置が講じられる。Modelyは配筋検査システムとして唯一のNETIS-VE技術認定を受け、活用促進技術にも選定されており、実施報告書や活用効果調査表の提出が不要となることで、より迅速な導入が可能となっている。

3次元配筋検査システムに関する考察

ModelyのNETIS-VE技術認定取得は、建設業界のデジタル化において重要な一歩となる可能性が高い。特に国土交通省が推進するi-Construction 2.0における「デジタルデータを活用した配筋検査」の具体的な取り組みとして位置づけられており、建設現場の生産性向上に大きく貢献することが期待されている。

一方で、建設業界全体のデジタル化には、現場作業員のデジタルリテラシー向上や、既存の業務フローの見直しなど、様々な課題が存在している。これらの課題に対しては、段階的な導入プロセスの確立や、現場に即した使いやすいインターフェースの開発が重要になってくるだろう。

今後は3次元データの活用範囲が施工段階から維持管理段階へと拡大することが予想される。Modelyによって取得されたデータを属性情報として次工程で利活用できる仕組みの構築が、建設業界のDX推進において重要な鍵を握ることになるだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「DataLabsの3次元配筋検査システム「Modely」が配筋検査システムとして唯一(※1)のNETIS-VE技術に認定 | DataLabs株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000049.000083637.html, (参照 25-01-30).

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