ソフトウェア

SOFTWARE

公開：2025-01-31

FingerVisionがSIer向けFV+プログラムを開始、触覚ロボットシステムの導入を加速化へ

text: XEXEQ編集部
（記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります）

記事の要約

• FingerVisionがSIer向けパートナーシップ・プログラムを開始
• 10社以上のロボットシステムインテグレータが加盟
• 触覚ロボットシステムの導入を加速化へ

FingerVisionのFV+プログラムが多業界での触覚ロボットシステム導入を促進

株式会社FingerVisionは、自動車や電気機器、素材、半導体、物流、医療、食品など幅広い業界への触覚ロボットシステムの導入を加速させるため、ロボットシステムインテグレータとの協業を目的としたFV+プログラムを2025年1月30日に開始した。パートナー企業との営業案件の共有や協働マーケティング活動を通じて、FingerVisionの触覚ハンドを活用したPoCからシステム導入まで、様々なフェーズでの連携を強化している。^[1]

FV+プログラムには、一般社団法人日本ロボットシステムインテグレータ協会の加盟企業をはじめとする、ロボット技術に高い技術力を持つ10社以上のロボットシステムインテグレータや装置・機械メーカーが参画している。自動車業界や半導体業界、食品業界などでロボットシステムや各種開発案件の具体的な連携が進んでおり、視触覚技術を活用したアプリケーションの実装が加速している。

FingerVisionは大学発の視触覚技術の実用化を通じて、ロボットや機械の適用範囲を拡大し、社会課題の解決を目指している。FV+プログラムを通じてパートナー企業とWin-Winの関係を構築し、顧客の課題解決とロボット業界全体の発展に寄与することにコミットしている。

FV+プログラム加盟企業まとめ

FV+プログラムの詳細はこちら

視触覚技術について

視触覚技術とは、画像をベースに触覚を再現する技術であり、以下のような特徴を持っている。

• ロボットハンドの指先に搭載し、力や滑りの分布を知覚可能
• 人の手のひらの感覚を再現した制御を実現
• 高機能かつ経済性に優れた実用性の高さ

FingerVisionの視触覚技術は、カメラによる視覚情報と触覚センシングを組み合わせることで、従来のロボットハンドでは困難だった繊細な操作を可能にする。高分解能でマルチモーダルな特性を持ちながら実用性に優れており、ロボットと組み合わせたプロセス自動化以外にも幅広い応用が期待されている。

FV+プログラムに関する考察

FV+プログラムの開始により、ロボットシステムインテグレータと触覚技術を持つFingerVisionの連携が強化され、多様な産業分野での導入が促進されることが期待できる。特に自動車や半導体、食品業界などでの具体的な連携が進んでおり、視触覚技術を活用した革新的なソリューションの実現可能性が高まっている。

今後の課題として、各業界特有の要件に対応したカスタマイズや、システム統合時の技術的な課題への対応が重要となるだろう。これらの課題に対しては、パートナー企業との密接な協力関係を構築し、業界ごとのノウハウを蓄積していく必要がある。

FV+プログラムを通じた技術革新と実用化の加速は、製造業における自動化の新たな可能性を切り開くものとなる。今後は、より多くのシステムインテグレータの参画を促し、視触覚技術の応用範囲を拡大していくことが期待される。

参考サイト

1. ^ PR TIMES. 「触覚ロボットのニーズ拡大を受け、SIer向けパートナーシップ・プログラムを開始 | 株式会社FingerVisionのプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000024.000095912.html, (参照 25-01-31).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

「ソフトウェア」に関するコラム一覧「ソフトウェア」に関するニュース一覧