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AGRISTの自動収穫ロボットがAIで進化、広沢技術振興財団から助成金を受けて摘葉・摘果機能を開発へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

AGRISTの自動収穫ロボットがAIで進化、広沢技術振興財団から助成金を受けて摘葉・摘果機能を開発へ

PR TIMES より


記事の要約

  • AGRISTが広沢技術振興財団の助成事業に採択
  • きゅうり収穫ロボットに摘葉・摘果機能を追加へ
  • 茨城県での導入モデル検証と整理を実施予定

AGRISTの自動収穫ロボット開発が広沢技術振興財団から支援

AIとロボットを活用したスマート農業パッケージを展開するAGRIST株式会社は、広沢技術振興財団の令和6年度ものづくり技術助成事業における試験研究部門の助成金を2025年1月29日に受領した。AI搭載きゅうり収穫ロボットの機能拡張に向けた研究開発を開始し、収穫作業に加えて摘葉・摘果作業の自動化によって省力化と収量増加を目指すことになったのだ。[1]

AGRISTは2019年からAIを搭載した自動収穫ロボットの研究開発に取り組んでおり、ピーマンとキュウリの自動収穫ロボットは既に一部の農業生産法人への導入実績がある。しかし現状のきゅうり自動収穫ロボットには葉が収穫物を遮ってしまい認識アルゴリズムの精度が低下するという課題が残されていた。

広沢技術振興財団は茨城県における産業振興に寄与することを目的に、ものづくり技術の高度化に関する試験研究や普及等に対する助成を実施している。令和6年度は中小企業や個人事業主による具体的提案を優先して採択する方針で、AGRISTの提案が採択され200万円以内の助成金が交付されることになった。

AGRISTの助成事業における取り組み内容まとめ

項目 詳細
開発目標 きゅうり収穫ロボットの摘葉・摘果機能の開発
検証内容 実際の栽培現場での実証実験による性能と実用性の確認
導入効果 茨城県の農業現場を想定したロボット導入モデルの検証と費用対効果の明確化
助成金額 1件あたり原則として200万円以内
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摘葉・摘果作業の自動化について

摘葉・摘果作業の自動化とは、栽培過程において必要となる葉の除去と果実の間引きをロボットが自動で行う技術のことを指す。主な特徴として以下のような点が挙げられる。

  • AIによる果実や葉の認識と選別の自動化
  • 収穫作業との一連の流れでの自動化による効率向上
  • 人手不足や高齢化問題への対応が可能

AGRISTが開発を進める自動収穫ロボットは、収穫作業だけでなく摘葉・摘果作業も自動化することで、農業現場の生産性向上に大きく貢献することが期待されている。特にきゅうり栽培においては葉が収穫物を遮る課題があったため、摘葉機能の追加は認識アルゴリズムの精度向上にもつながるだろう。

AGRISTのスマート農業に関する考察

AGRISTの自動収穫ロボットの進化は、深刻な人手不足と高齢化に直面する日本の農業にとって重要な技術革新となることが期待される。AIとロボット技術を組み合わせた自動化システムは、収穫作業の効率化だけでなく、摘葉・摘果作業の自動化によって農作業全体の省力化にも大きく貢献する可能性が高いだろう。

しかし今後の課題として、高額な導入コストや天候変化への対応、ロボットのメンテナンス体制の整備などが考えられる。特に中小規模の農家にとって導入コストは大きな障壁となる可能性があるため、導入モデルの検証と費用対効果の明確化は非常に重要な取り組みになるだろう。

今後はAIの認識精度のさらなる向上や、様々な作物への対応拡大が期待される。特に茨城県での実証実験を通じて得られるデータや知見は、日本全体のスマート農業の発展に大きく寄与する可能性を秘めているだろう。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「農業課題の解決のためにさらなる技術革新へ。広沢技術振興財団の令和6年度ものづくり技術助成事業に採択。 | AGRIST株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000127.000050444.html, (参照 25-01-31).

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