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ブラザー工業が工業用ミシンに業界初のデジタル調整技術を搭載、0.01mm単位の高精度調整で縫製品質が向上へ

text: XEXEQ編集部
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

ブラザー工業が工業用ミシンに業界初のデジタル調整技術を搭載、0.01mm単位の高精度調整で縫製品質が向上へ

PR TIMES より


記事の要約

  • ブラザー工業が業界初のデジタル調整機能搭載ミシンを発売
  • 0.01mm単位の高精度調整により縫製品質が向上
  • AI活用で不良品検知と生産性向上を実現

ブラザー工業のNEXIO BAS-Kシリーズが実現するデジタル縫製革新

ブラザー工業株式会社は、釜まわりの調整状態をデジタル化し0.01mm単位の調整を可能にする新技術DIGIFLEX TUNEを搭載したブリッジ型プログラム式電子ミシンNEXIO BAS-Kシリーズを2025年1月30日に発売した。この新製品では、ミシンの針棒高さ位置や針の隙間、針と釜の出会うタイミングなどの調整を数値化することで、パネルの数値を確認しながら高精度な調整が可能になっている。[1]

従来は感覚に頼っていた釜まわりの調整をデジタル化することで、人や環境による調整のばらつきを解消し、技術継承の課題にも対応することが可能となった。異なる工場や国でも全く同じ調整を実現できる展開性を持ち、縫製不良が発生した場合でも原因特定と適切な調整が迅速に行えるため、生産性の向上にも大きく貢献している。

新製品には上糸張力センサーと生地厚検知装置も標準搭載されており、目飛びや糸切れなどの縫製不良を素早く検知し、不良品の流出を防止する機能も実装されている。また、調整時に開閉が必要な前側針板補助板を3分割し、磁石で固定する設計を採用することで、工具なしでのメンテナンスを可能にし、作業効率の向上も実現している。

NEXIO BAS-Kシリーズの主な機能まとめ

機能 詳細
デジタル調整精度 0.01mm単位での調整が可能
調整項目 針棒高さ位置、針の隙間、針と釜の出会うタイミング
不良検知機能 上糸張力センサー、生地厚検知装置を標準搭載
メンテナンス性 工具不要の3分割式針板補助板、大型釜メンテナンスカバー
製品価格 5,747,500円(税込み)~
製品の詳細はこちら

センシング技術について

センシング技術とは、物理量や化学量などの様々な情報を検知し、電気信号などに変換して定量的に測定・解析する技術のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。

  • 物理的・化学的変化を電気信号として検出可能
  • 高精度なデジタルデータとして数値化が可能
  • 自動化システムの基盤となる重要技術

工業用ミシンにおけるセンシング技術は、縫製品質の向上と生産性の改善に重要な役割を果たしている。上糸張力や生地厚さの検知により不良品の発生を防ぎ、釜まわりの調整状態をデジタル化することで、従来は熟練技術者の経験に依存していた調整作業を、誰でも正確に行えるようになっている。

参考サイト

  1. ^ PR TIMES. 「ブラザー、業界初0.01mm単位の調整を可能にするデジタル技術搭載「ブリッジ型プログラム式電子ミシン NEXIO BAS-365K/BAS-370K (Kシリーズ)」新発売 | ブラザー工業株式会社のプレスリリース」. https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000739.000011621.html, (参照 25-01-31).

※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。

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