【CVE-2024-13509】WS Form LITEに認証不要のXSS脆弱性、バージョン1.10.13まで影響の可能性
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記事の要約
- WS Form LITEに認証不要のXSS脆弱性が発見
- バージョン1.10.13以前の全バージョンが影響対象
- CVSSスコア7.2のHigh深刻度と評価
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WS Form LITE 1.10.13のXSS脆弱性
WordPressプラグインWS Form LITEにおいて、認証不要で悪用可能な格納型クロスサイトスクリプティングの脆弱性が2025年1月28日に公開された。この脆弱性は【CVE-2024-13509】として識別されており、バージョン1.10.13までの全バージョンに影響を及ぼすことが確認されている。[1]
Wordfenceのセキュリティチームによる調査では、urlパラメータに対する入力サニタイズと出力エスケープが不十分であることが原因とされている。この脆弱性を悪用されると、攻撃者は任意のWebスクリプトを注入し、ページにアクセスしたユーザーの環境で実行させることが可能になるだろう。
CVSSスコアは7.2のHigh評価となっており、攻撃の複雑さは低く、認証も不要とされている。バージョン1.10.13で一部修正が行われ、バージョン1.10.14で完全な修正が実施された。ユーザーには最新バージョンへのアップデートが推奨される。
WS Form LITE脆弱性の詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2024-13509 |
脆弱性タイプ | 格納型クロスサイトスクリプティング(CWE-79) |
影響を受けるバージョン | 1.10.13以前の全バージョン |
CVSSスコア | 7.2(High) |
攻撃条件 | 認証不要、攻撃の複雑さは低い |
修正状況 | バージョン1.10.14で完全修正 |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションに悪意のあるスクリプトを注入する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力データを適切に検証・エスケープせずに出力する脆弱性を悪用
- 被害者のブラウザ上で悪意のあるスクリプトを実行可能
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺などに悪用される可能性
格納型XSSは特に深刻度が高く、攻撃コードがサーバーに永続的に保存される特徴がある。WS Form LITEの脆弱性では、urlパラメータを介して悪意のあるスクリプトを注入され、そのページにアクセスした全てのユーザーに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が必要とされている。
WS Form LITEの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、広く利用されているという特性上、攻撃者にとって魅力的な標的となることが懸念される。特にWS Form LITEの場合、認証不要で攻撃可能な点と、格納型XSSという性質から、一度成功した攻撃が継続的に影響を及ぼす可能性があるため、その影響は深刻である。
今後の対策として、プラグイン開発者側には入力値の厳格なバリデーションとエスケープ処理の徹底が求められる。WordPressサイトの管理者は、使用しているプラグインの定期的なアップデートチェックと、セキュリティアップデートの迅速な適用が重要になってくるだろう。
将来的には、このような脆弱性を事前に検出できる自動化された検証ツールの導入や、開発段階でのセキュリティレビューの強化が望まれる。特にフォーム処理を行うプラグインは、ユーザー入力を扱う性質上、より厳格なセキュリティ対策が必要となってくるはずだ。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE-2024-13509 | CVE」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13509, (参照 25-02-04).
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