【CVE-2024-13549】WordPressプラグインAll Bootstrap Blocks 1.3.26にXSS脆弱性、Contributorレベル以上で攻撃可能に
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記事の要約
- All Bootstrap Blocks 1.3.26以前にXSS脆弱性
- Contributorレベル以上で任意のスクリプト実行が可能
- WordPressプラグインのAccordionウィジェットに深刻な問題
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WordPressプラグインAll Bootstrap Blocksの脆弱性が発覚
セキュリティ企業Wordfenceは2025年1月30日、WordPressプラグイン「All Bootstrap Blocks」のバージョン1.3.26以前に、格納型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は不十分な入力サニタイズと出力エスケープに起因しており、CVSSスコアは6.4(深刻度:中)と評価されている。[1]
脆弱性はContributorレベル以上の認証されたユーザーが、Accordionウィジェットを介して任意のWebスクリプトを注入できる問題で、悪用された場合、ページにアクセスしたユーザーの環境で不正なスクリプトが実行される可能性がある。開発元のareomilesは修正版のリリースに向けて対応を進めているが、現時点での対策は明らかにされていない。
この脆弱性はCVE-2024-13549として識別されており、CWEによる脆弱性タイプはXSS(CWE-79)に分類されている。NVDの評価によると、攻撃元区分はネットワークであり、攻撃条件の複雑さは低いとされている。また、攻撃に必要な特権レベルは低く、ユーザーの関与は不要とされている。
All Bootstrap Blocks 1.3.26の脆弱性まとめ
項目 | 詳細 |
---|---|
脆弱性ID | CVE-2024-13549 |
影響を受けるバージョン | 1.3.26以前のAll Bootstrap Blocks |
深刻度 | CVSS 6.4(Medium) |
脆弱性の種類 | 格納型クロスサイトスクリプティング(XSS) |
攻撃に必要な権限 | Contributorレベル以上 |
問題箇所 | Accordionウィジェット |
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クロスサイトスクリプティングについて
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションの脆弱性を利用して、サイト閲覧者のブラウザ上で不正なスクリプトを実行する攻撃手法のことを指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- 入力値の不適切な検証によって発生する脆弱性
- ユーザーの権限で不正なスクリプトが実行される
- セッション情報の窃取やフィッシング詐欺に悪用される可能性
All Bootstrap Blocksで発見された脆弱性は、Accordionウィジェットにおける入力値の不適切な処理が原因となっている。この種の脆弱性は、入力値のサニタイズと出力時のエスケープ処理を適切に実装することで防ぐことができ、WordPressプラグインの開発においては特に注意が必要とされている。
All Bootstrap Blocks 1.3.26の脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに影響を及ぼす可能性があるため、早急な対応が求められる。All Bootstrap Blocksの場合、Contributorレベル以上の権限を持つユーザーによる攻撃が可能であり、多くのWordPressサイトで一般的に使用される権限レベルであることから、潜在的な被害範囲は広いと考えられる。
今後想定される問題として、修正版がリリースされるまでの間に、この脆弱性を狙った攻撃が増加する可能性がある。対策としては、All Bootstrap Blocksプラグインの一時的な無効化や、Contributorレベルのユーザー権限の見直しが有効だろう。また、プラグインの開発者には、入力値の検証とエスケープ処理の強化が求められている。
プラグインのセキュリティ管理における課題として、サードパーティ製プラグインの品質管理の重要性が浮き彫りになった。今後は、WordPressコミュニティ全体でのセキュリティレビューの強化や、プラグイン開発者向けのセキュリティガイドラインの整備が期待される。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2024-13549, (参照 25-02-05).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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