【CVE-2025-24686】WordPressプラグインRegistrationMagicにXSS脆弱性、バージョン6.0.3.3以前に影響
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記事の要約
- RegistrationMagicにXSS脆弱性が発見された
- バージョン6.0.3.3以前が影響を受ける
- CVE-2025-24686として識別される高リスク脆弱性
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WordPressプラグインRegistrationMagicのXSS脆弱性
Patchstack OÜは2025年1月31日、WordPressプラグイン「RegistrationMagic」にリフレクテッド型クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性が存在することを公開した。この脆弱性は【CVE-2025-24686】として識別され、バージョン6.0.3.3以前のすべてのバージョンに影響を与えることが判明している。[1]
この脆弱性はCVSS 3.1で評価されており、基本スコアは7.1(High)を記録している。攻撃元区分はネットワーク経由であり、攻撃の複雑さは低いとされているが、ユーザーの関与が必要となる特徴を持っている。スコープに変更があり、機密性、完全性、可用性のそれぞれに限定的な影響があるとされている。
脆弱性の発見者は0xd4rk5id3(Patchstack Alliance)により報告されており、すでにバージョン6.0.3.4で修正が施されている。RegistrationMagicは多くのWordPressサイトで使用されているユーザー登録フォーム作成プラグインであり、早急なアップデートが推奨される状況となっている。
WordPressプラグインRegistrationMagicの脆弱性詳細
項目 | 詳細 |
---|---|
CVE番号 | CVE-2025-24686 |
影響を受けるバージョン | 6.0.3.3以前のすべてのバージョン |
CVSSスコア | 7.1(High) |
脆弱性の種類 | リフレクテッド型クロスサイトスクリプティング(XSS) |
修正バージョン | 6.0.3.4 |
発見者 | 0xd4rk5id3(Patchstack Alliance) |
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クロスサイトスクリプティング(XSS)について
クロスサイトスクリプティング(XSS)とは、Webアプリケーションに存在する脆弱性の一種で、攻撃者が悪意のあるスクリプトをWebページに挿入できる状態を指す。主な特徴として、以下のような点が挙げられる。
- ユーザーの入力値が適切にサニタイズされずにページに出力される
- 攻撃者が任意のJavaScriptコードを実行可能
- セッション情報の窃取やフィッシング攻撃に悪用される可能性がある
WordPressプラグインにおけるXSS脆弱性は、ユーザー入力を処理する際の不適切な実装に起因することが多い。この種の脆弱性は、PHPのhtmlspecialchars関数やWordPressのesc_html関数などを適切に使用することで防ぐことができ、特にユーザー入力を扱うプラグインでは入念な対策が必要となっている。
RegistrationMagicの脆弱性に関する考察
WordPressプラグインの脆弱性は、サイト全体のセキュリティに大きな影響を及ぼす可能性があるため、プラグイン開発者による迅速な対応が不可欠となっている。RegistrationMagicの開発チームは脆弱性発見後、速やかに修正版をリリースしたことは評価に値するが、今後は同様の脆弱性を事前に防ぐための開発プロセスの見直しが必要になるだろう。
WordPressエコシステムの健全性を維持するためには、プラグイン開発者のセキュリティ意識向上が重要な課題となっている。特にユーザー情報を扱うプラグインでは、入力値のバリデーションやサニタイズ処理の徹底、定期的なセキュリティ監査の実施など、より厳格な品質管理が求められるようになっていくはずだ。
また、WordPressサイト運営者にとっても、使用しているプラグインのアップデート状況を常に把握し、セキュリティ情報をモニタリングする体制作りが重要になってくる。プラグインの選定基準として、開発者のセキュリティへの取り組み姿勢や、脆弱性発見時の対応速度なども考慮に入れる必要があるだろう。
参考サイト
- ^ CVE. 「CVE: Common Vulnerabilities and Exposures」. https://www.cve.org/CVERecord?id=CVE-2025-24686, (参照 25-02-05).
※上記コンテンツはAIで確認しておりますが、間違い等ある場合はコメントよりご連絡いただけますと幸いです。
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